●約9割が母と子で料理をしたいと思っている。月1回以下とそれ以上が半々(5ページ) |
母親が専業主婦かそうでないか、は統計的に有意な差はみられず、頻度を分ける要因とはいえない。平日の夕食準備と休日に実施されている。 |
●親子料理のきっかけのトップは「子どもが食に興味を持ったため。」(8ページ) |
子どもの発達や興味にあわせてタイミングよく刺激を与えることが、スムーズな親子料理のスタートにつながる。親が料理する姿を見せているほど子どもが料理に関心をもつ。 |
●約7割の子どもが料理に興味あり。はじまりは5歳がピーク。(10ページ) |
子どもが食関連の刺激に敏感になる時期は4〜7歳頃で、ピークは5歳。ちなみに10年前の調査※2でも、同様の結果が得られている。料理といった生活体験を通じて食への興味を育てていくことが、食育の効果を高めていくことにつながると考えられる。 |
●子どもがやりたがる調理は「切る」「混ぜる」「焼く」(11ページ) |
子どもたちはいかにも調理している気分を味わえる作業を好む傾向にある。好きなことから始めれば、モチベーションもあがるに違いない。母親が「切る」作業が好きな理由は「リズム」と「達成感」であり、「焼く・炒める」作業が好きな理由は「においがいい」「いい音がする」と答えている。このように五感全体で感じる楽しさや達成感をあげている。子どもたちも同様と推察される。 |
●親子料理の効果は、「子どもの成長」と「コミュニケーション増加」(12ページ) |
幼児期からの実践は「お手伝いが積極的になった」「子どもの観察力が磨かれたと感じる」「五感が発達したと感じる」など、感性面の効果を感じている傾向がある。
また、実施頻度が高いほど「嫌いなものも食べるようになった」、「調理作業の積極性が増加した」など、食に関する具体的効果を感じている傾向がある。
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●親子料理をしない理由は、「かえって手間」(14ページ) |
小学生の親子で一緒に料理をしない場合は、刃物や火が心配ということよりも、「時間や手間が余分にかかる」をあげる人が52.6%と、最も多い。 |