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平成20年度入社式における社長祝辞(要旨)

東京ガス株式会社
平成20年4月1日
広報部

 

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
 本日ここに、若さ溢れる新入社員の皆さんを我々の仲間としてお迎えできましたことを、心から嬉しく思います。皆さんをお迎えするにあたり、まず、当社を取り巻く経営環境と諸施策についてお話しいたします。

 原油価格が今年になって、史上初めて1バレル当たり100ドルを超え、原油価格に連動するLNG価格の高騰が当社の収支に多大な影響を与えております。加えて、エネルギー業界における規制緩和の進展とともに、家庭用分野をはじめとする電力との競争がかつてないほど強まってきており、文字通り「エネルギー大競争時代」の真只中にあります。また、本年7月には洞爺湖サミットが開催され、わが国にとって、そして各企業にとって、地球温暖化対策が将来を左右する最も重要なテーマになっていると言っても過言ではありません。

 このように、経営環境は急激に変化しておりますが、現在当社は2010年代に総合エネルギー事業のトップランナーとして持続的成長を目指す、グループ中期経営計画の諸施策を着実に遂行しているところです。
 原料の調達面では、LNGプロジェクトの上流事業への参画や、輸送事業拡大を目的として、自社でLNG船の所有管理を進めています。また、首都圏を中心にガスの製造・供給インフラの拡充を図るとともに、大規模な発電設備の建設を進め、総合エネルギー事業の広域展開に向けた磐石な体制を整えつつあります。
 さらに他エネルギーとの厳しい競争の中で、営業力、技術力を発揮し、天然ガスの効率的利用に資する需要開発活動を積極的に推進しています。特に、当社が世界に先駆けて市場投入した家庭用燃料電池コージェネレーションなど、マイホーム発電の普及拡大に全力を注いで取り組んでいますが、これはオール電化対策のみならず、地球温暖化対策の柱として国のエネルギー政策面で大きく期待されているところです。

 こうした諸施策を遂行する上で基盤となるのは、当社が123年の歴史を通じて築き上げてきた「安心・安全・信頼」のブランド力であり、それを一層高めていくことが重要な課題です。そのためには、個々のお客さまとの十分なコミュニケーションを通じた密接な関係づくりが何よりも大切になります。このような考えに基づいて、今日から地域エネルギー新社「東京ガスライフバル」がスタートします。これは家庭用分野を中心にオール東京ガスならではのお客さまとの密接な関係づくりを進め、お客さまの多様化するライフスタイルやニーズにきめ細かく対応し、生活価値向上に資する商品・サービスをワンストップで提供していくための画期的な体制変革です。全社で一致協力してこの変革を是非とも成功させなければなりません。

 以上お話ししましたように経営環境は厳しさを増していますが、中期経営計画で掲げた諸施策を総力を挙げて着実に実行することにより、オール東京ガスの将来に輝かしい発展の道が開けると確信しています。

 今日から、オール東京ガスの一員として、誇りを持って力強い第一歩を踏み出される皆さんに、是非とも心がけていただきたいことを3点挙げます。

 第一に、「仕事を通じて、社会のため人のために尽くそう」ということです。
 当社は、天然ガスを中心とした「エネルギーフロンティア企業グループ」として「快適な暮らしづくり」と「環境に優しい都市づくり」に貢献し、お客さま、株主の皆さま、社会から常に信頼を得て発展し続けていくことを経営理念としています。皆さんが社会のため人のために尽くそうという心を持って仕事に臨むことによって、社会の役に立ち、人から感謝され、それが働く喜びとなり、皆さんの生きがいのある会社生活につながると思います。

 第二に、「失敗を恐れず、熱意を持って、高い目標に挑戦しよう」ということです。
 長い人生において、常に順風満帆という人は誰もいません。時には失敗することもあるでしょう。このような時に欠かせない、最後まであきらめず挑戦し続ける熱意があれば、知恵や工夫が生まれ、人を動かし、必ず道が開けるものです。そして皆さん自身の社会人、さらには人間としての成長も図られます。また、誠心誠意取り組んだことであれば、たとえ失敗したとしても必ず将来のために生きるはずです。
 次の時代を担う気概に溢れる皆さんには、失敗を恐れず、熱意を持って、常に高い目標に挑戦し、最後までやりぬくことにより、自分を磨き続けてほしいと思います。

 第三に、「人とのつながりを大切にしよう」ということです。
 どんな仕事であろうと、誰であろうと、自分一人でできることは限られており、人の協力がなければ良い成果は上げられません。したがって、真のコミュニケーションにより、人と人とのつながりを深めることが不可欠です。現代の企業社会においては、メールやインターネットといったIT技術が発達し、情報の収集・伝達面は非常に効率的になっていますが、それに頼りすぎると人と人との真のコミュニケーションが疎かになる恐れがあります。
 皆さんは、労を厭わず、積極的に出向いて人とお話しし、お互いの考え方や気持ちを理解し合えるような心の隔てのないコミュニケーションに努め、人とのつながりを大切にして仕事に取り組んでほしいと思います。

以上

<参考>平成20年度新入社員数

  平成20年度 平成19年度
大学卒 文系 17(5) 21(8)
理系 43(13) 43(9)
高専卒 7(4) 5(1)
短大卒 -(-) -(-)
高校卒 50(2) 44(1)
合計 117(24) 113(19)
()内は女子で内数

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