東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲)は、新エネルギーの利用促進を通じて地球温暖化対策へのさらなる貢献を図ることを目的に、当社のガス導管においてバイオガス(注1)を受入れ、購入するにあたっての原則的事項を記載した「バイオガス購入要領」を公表し、4月1日から実施いたします。
当社は、これまでも環境経営トップランナーとして、環境にやさしい天然ガスを利用したガスコージェネレーション等の高効率機器・システムの開発および普及等を進めることによるお客さま先でのCO2排出抑制に取り組んでおります。また、新エネルギー分野では、当社袖ヶ浦工場(千葉県袖ヶ浦市)において平成17年より出力1,990kWの風力発電事業を実施するとともに、メタン発酵ガス化や下水汚泥ガス化によって得られたバイオガスをガスエンジン等のコージェネレーションシステムで電気と熱に変換する技術の開発に取り組むなど、新エネルギーの有効活用に貢献すべく努めております。
当社は今後、このガス事業者の特性を活かした「バイオガス購入要領」を活用することにより、地球環境問題の改善に貢献してまいります。
(注1) |
バイオガスとは、生ごみ、下水汚泥等の再生可能な生物由来の有機性資源から発生または由来する可燃性ガスです。カーボンニュートラル(二酸化炭素の循環量に対して中立)の特性を有することや、国内に広く賦存することから、地球温暖化対策としてその利活用がますます重要な位置づけとなっています。 |
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「バイオガス購入要領」の概要 |
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1.主な購入条件: |
・当社の高圧導管または中圧導管で受入可能であること。
・性状および圧力が当社の供給するガスと同等であること。 ・購入量等の受入条件が、当社導管能力の範囲内であるとともに当社ガス供給の事業の遂行に支障を生じさせないこと。
(なお、所定の性状まで加工するための費用や、導管受入に伴い必要となる設備はバイオガスの購入を当社に依頼される方にご負担いただきます) |
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2.購入価格: |
購入するバイオガス量と同規模の需要における当社ガス販売価格相当を目安とし、個別のバイオガス購入条件に応じて算定する。 |
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概要図 |
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