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「エコ・クッキングによるCO2削減効果」が実証されました
〜上位頻出メニューにおける〜

東京ガス株式会社
平成20年1月15日
広報部

 

 東京ガス(株)と東京家政大学は、東京ガスにて普及・推進してきた、環境にやさしい食生活「エコ・クッキング」※1に関し、2004年度から、効果の定量的解析を行う共同研究を行っています。
 この度、「調理実態調査内容」※2の結果に基づき、現在の家庭での食実態を反映させた年間上位メニューを取り上げ、それぞれの調理工程について、エコロジーを配慮した調理方法および調理過程の違いによるCO2削減効果を測定いたしました。
 この結果から、調理方法および調理過程にエコロジー的配慮をすることで、CO2削減効果が大きいことが判明しました。これにより、家庭における通常の調理過程にエコ・クッキング的手法や考え方を取り入れることにより、家庭レベルでのCO2削減に寄与することが実証されました。

 

研究成果概要

■研究担当者
東京ガス(株) 「食」情報センター 三神彩子
  商品開発部 十河桜子
東京家政大学 家政学部栄養学科 長尾慶子教授他
■調査の目的と概要
現在、地球温暖化をはじめ、様々な環境問題を抱えており、それらは私たち人間の日々の営みに起因することが多いのが現実です。こういった問題を家庭レベルで改善する方法のひとつがエコ・クッキングだと考えました。エコ・クッキングとは、料理だけでなく、買い物および片付けを含む環境に優しい食生活の提案です。 現在の家庭での日常の食事献立における「上位頻出メニュー」※2を取り上げ、それぞれの調理工程について、エコロジーを配慮した調理方法および調理過程の違いによるCO2削減効果を検討しました。
■実験期間
平成18年4月〜7月
■実験場所
東京家政大学 調理科学研究室
■調査方法
実験対象メニューおよび実験条件
(1)トースト: トースター(電気)とグリル(ガス)による違い
(2)チャーハン: 卵と飯の炒め方の違い
(卵と飯を別々にいためる、卵をいためてから飯を炒める、生卵と飯を合わせてから炒める)
(3)魚のたれ焼き: フライパン調理とグリル調理による違い
切り身と1/2の切り身にした状態による違い
(4)味噌汁(煮干): 煮干をそのまま使用したものとミルにかけ粉砕した
(5)野菜浸し(ほうれん草): 茹で水量(3倍・8倍)の違い
(6)和風煮物(じゃがいも): 落し蓋・油膜の有無
(7)カレーライス(じゃがいも): 具材の切り方の大小による違い
■結果及び考察
本結果から、調理方法および調理過程にエコロジー的配慮をすることで、CO2削減効果が大きいことが判明しました。これにより、家庭における通常の調理過程にエコ・クッキング的手法や考え方を取り入れることにより、家庭レベルでのCO2削減に寄与することが実証されました。
トーストはトースターよりグリルの方がCO2排出量が少なくて済んだ。
チャーハンはあらかじめ溶き卵と飯を混ぜ合わせてから炒める方法が最も効果的であった。
魚のたれ焼きはグリルを使用し、切り身を1/2に切ることが削減につながった。
煮干は丸ごとをミルにかけ、粉砕することで使用量が減り、廃棄もなかった。
野菜浸し(ほうれん草)は茹で水量は3倍量で十分茹でることができた。
煮物(じゃがいも)は落し蓋や油膜を使用することが最も効果的であった。
カレーライス(じゃがいも)は、具材の大きさが小さいほど火の通りも早く、効果的であった。
■今後の予定
今年スイスで行われる国際家政学会で「家庭におけるエコ・クッキングの実践が二酸化炭素削減に及ぼす効果の検証」を発表し、さらなる研究の成果を公開します。
■問合せ先
〒163-1059東京都新宿区西新宿3-7-1
東京ガス株式会社「食」情報センター
チーフエコ・クッキングインストラクター 三神 彩子
TEL:03-4455-2161 FAX:03-5322-7996
※1「エコ・クッキング」 ※エコ・クッキングは東京ガスの登録商標です。
エコ・クッキングとは、環境のことを考えて「買い物」「料理」「片付け」を行うことです。地球温暖化が深刻さを増す昨今、エコ・クッキングは家庭で簡単に取り組める地球温暖化防止策として、また、ゴミ問題や水問題の1つの解決策として注目を浴びています。地球温暖化防止対策大綱、そして最近では、小・中・高等学校の技術家庭科の教科書にもこの考え方が盛り込まれています。 「食」情報センターでは、エコ・クッキングおよびエコスタイルに関する情報提供を講座およびホームページ、書籍などを通してお伝えしております。
http://www.tokyo-gas.co.jp/ecocom/ecocooking/index.html(大人向け)
http://www.tokyo-gas.co.jp/ecocooking/index.html(子供向け)
http://blog.tokyo-gas.co.jp/eco/(ブログ)
※2「上位頻出メニューの検索方法」
2005年度東京ガス都市生活研究所で調査した「調理実態調査内容」の結果に基づき、現在の家庭での食実態を反映させた年間上位メニューを洗い出しました。基としたデータベースは(株)NTTデータライフスクープマーケティング が行っている食MAP®です。

 

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