東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲)は、株式会社日立製作所(社長:古川一夫)日立事業所(勝田工場)内にて液化天然ガス(LNG)サテライトの建設を進めてまいりましたがこのほど完成し、7月より最初のお客さまとなる同構内の日立勝田発電所さまへ供給を開始いたします。サテライトにおけるLNG取扱量は当初年間約5万トンでスタート、将来は最大約2倍を想定しており、これは日本最大規模となります。
LNGサテライトは、既存ガス導管からの延伸が困難な地域に天然ガスを供給するためのガス製造所です。サテライトまではLNGをタンクローリーで輸送し、現地で貯蔵されたLNGを気化して導管により供給します。
勝田サテライトへは、東京ガス袖ヶ浦工場からLNGを出荷・輸送し、気化した天然ガスは高圧(約3MPa)で送出されます。
メタンを主成分とする天然ガスは石油や石炭に比べて燃焼時の二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)の排出量が最も少なく、硫黄酸化物(SOx)の排出もほとんどない環境負荷の小さい化石燃料です。
東京ガスは、今後もお客さまからの天然ガスへのご要望にお応えしていくとともに、さらなる天然ガスの需要を開拓していくことで天然ガスの普及・拡大を促進してまいります。
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設備概要 |
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設置場所 |
茨城県ひたちなか市堀口832-2 株式会社日立製作所 日立事業所(勝田工場)内 |
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敷地面積 |
6,073m2 |
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主要設備 |
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ローリー受入口 : |
フレキシブルホース×7口 |
LNG貯槽 : |
縦置円筒型 2,400kL×1基 |
LNG気化器 : |
オープンラック式、7.5t/h×3基 |
加圧蒸発器 : |
エアフィン式、1.5t/h×2基 |
クッションドラム : |
30kL×1基 |
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供給方式のイメージ |
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外観 |
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LNGローリー車と貯槽
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