東京ガス株式会社 東京エルエヌジータンカー株式会社
平成18年7月27日
東京ガス株式会社の100%出資子会社である東京エルエヌジータンカー株式会社(東京都港区、社長:干鯛 和政、以下「東京エルエヌジータンカー」)は、今般、LNG船を日本郵船株式会社(東京都千代田区、社長:宮原 耕治、以下「日本郵船」)と共同保有(東京エルエヌジータンカー;70%、日本郵船;30%)する形で建造することを決定し、本日、株式会社川崎造船(神戸市中央区、社長:谷口 友一、以下「川崎造船」)と153,000m3型LNG船1隻に関する造船契約を締結すると共に、日本郵船と共同保有および20年間の傭船契約に関する基本協定を締結しました。
本船は、4基ある球形LNGタンクのうち3基を垂直方向に約2メートル延長したストレッチタンクにしたことにより、従来の145,000m3型LNG船並みの船型と燃費を維持しながらLNG積載量を約5.5%(8,000m3)増加させ、輸送効率を高めています。また、世界の主要な基地に入港可能なLNG船であり、2009年3月末の竣工後は他の自社管理船同様、オーストラリア拡張プロジェクト、マレーシア第1、3プロジェクト、ダーウィンプロジェクト、その他新規プロジェクトのLNG輸送に使用する予定です。
船舶管理は20年間の傭船契約に基づき、日本郵船が実施いたします。
本船は、東京エルエヌジータンカーが保有する7番目(※(参考2)参照)のLNG船になります。東京ガスグループは、これら7隻のLNG船を主体的に運航管理することで、長期契約のLNG輸送のみならず、短期・スポット取引等の新たなLNG購入にも取り組み、LNG輸入価格の一層の低減、およびLNG購入の更なる柔軟性向上を図ってまいります。また今後のLNG市場の動向を踏まえ、第三者向けLNG輸送、LNG船の相互貸借等の事業を拡大してまいります。
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参考1 東京エルエヌジータンカー株式会社の概要 |
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(1)会社名;東京エルエヌジータンカー株式会社
(2)設立年月日;平成3年3月5日
(3)本店所在地;東京都港区海岸1-5-20
(4)取締役社長;干鯛 和政
(5)事業内容 ;船舶の保有、船舶貸渡業、LNGおよびLPGの海上輸送等
(6)資本金 ;12億円
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参考2 東京エルエヌジータンカー株式会社の保有・管理LNG船 |
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船名 |
容量(m3) |
種別 |
竣工(予定) |
東京エルエヌジータンカーの保有比率 |
対象LNGプロジェクト |
プロジェクト専用船 | 1 番 船 |
エルエヌジーフローラ |
125,000 |
モス型 |
1993.3 |
10% |
インドネシア・バダック |
2 番 船 |
エルエヌジーヴェスタ |
125,000 |
モス型 |
1994.6 |
35% |
自社管理船 |
3 番 船 |
エネルギーフロンティア |
145,000 |
モス型 |
2003.9 |
100% |
オーストラリア拡張 マレーシア第1,3 ダーウィン サハリン他 |
4 番 船 |
エネルギーアドバンス |
145,000 |
モス型 |
2005.3 |
90% |
5 番 船 |
川崎造船1540番船 |
145,000 |
モス型 |
(2006.12) |
0% |
6 番 船 |
川崎造船1600番船 |
145,000 |
モス型 |
(2008.3) |
70% |
7 番 船 |
本船 |
153,000 |
モス型 |
(2009.3) |
70% |
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