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東京ガス(株)西山経営研究所レポート
「働く女性のストレス実態調査」

東京ガス株式会社
平成18年06月20日
広報部

 

 東京ガス(株)西山経営研究所では、このたび、「働く女性のストレス実態調査」に関するアンケート調査を実施し、分析いたしました。
 事前のスクリーニング調査では、最近1年間ぐらいの間、仕事や職場の関係において、ストレスを感じたことが大いにあったと答えた人が、67.7%いました。
 本調査では、仕事とストレスの関係を探ると共に、特にストレス解消法に重点を置き、職場内、家庭内、それ以外でどのようなストレス解消を行なっているかの実態を明らかにしました。
  尚、本調査の対象は、「仕事で多忙な毎日を送っている女性」のストレス解消法を追い求めるため、出張などで飛び回っていると思われるJR東海エリアの新幹線利用者としました。(それにマッチしたJR東海エージェンシーのモニターを活用)

 

調査概要

アンケート調査
調査時期 2006年4月
調査方法 インターネットリサーチ
調査対象 JR東海エージェンシーモニターより抽出
本調査では、JR東海とJR東海エージェンシーが提供する、ビジネスパーソンをモニターとするマーケティングリサーチ=「エクスプレスリサーチ」を活用した。
回収状況 スクリーニング調査は、20代〜50代の有職女性である登録者4,718名に行った。
(有効回答1648名:回収率34.9%)。スクリーニング調査では、役職とストレスの度合いを聞いた。その回答により、役職があり、ストレスの度合いが高い人を優先に、755名へ本調査を依頼した(有効回答 536名:回収率 71.0%)。
本調査回答者
プロフィール
年齢 20〜59歳の有職女性
20代-73名、30代-246名、40代-175名、50代-42名
役職 経営層 94名、中間管理職 111名、一般職・派遣 111名、その他(専門職・技術職) 220名
ストレス度合 「大いにあった」433名、「少しあった」103名

アンケート結果の要約

1. 仕事ストレス(スクリーニング調査)
ストレスを仕事や職場関係のストレスに限定して、最近1年ぐらいの間のストレスを聞いたところ、「大いにあった」が67.7%であり、「少しあった」も入れると、合わせて95.3%であった。
ほとんどの人が仕事や職場関係でストレスを感じていた。仕事を持つ女性が、ストレスフルな環境下にいることがわかる。
 このスクリーニング調査は、働く女性のストレス実態調査として実施したため、元々ストレスに関心のある人が、回答した傾向にあることは否めない。しかし、それを差し引いても、有職女性のストレスの高さが伺える。また、本調査での回収率(71%)をみても、ストレスへの関心はかなり高い状態にあるということが言える。
2. 仕事の満足度
「給料」に、「満足している」「やや満足している」と答えた人は、合わせて31.1%であった。
「人事評価」に「満足している」「やや満足している」と答えた人は、合わせて29.7%であった。
「目標達成」については、「満足・やや満足している」を合わせると58%、「自分の成長」では54.1%と、過半数を超えた。
「給料」「人事評価」などの外的評価には、満足していないまでも、「目標達成」「自分の成長」などの内的動機付けを持って、過半数の人が働いている。
ストレスが大いにあった群と少しあった群を見比べると、一番の違いは、「職場の人間関係」の満足度であった。
ストレスが大いにあった群の結果は、「満足」9.7%、「やや満足」36.7%、「どちらとも言えない」23.4%、「あまり満足していない」18.5%、「満足していない」11.7%であったのに対し、ストレスが少しあった群は、「満足」23.0%、「やや満足」52.9%、「どちらとも言えない」19.7%、「あまり満足していない」3.8%、「満足していない」0.6%であった。
3. 求められる仕事の質と量
求められる質について、「高すぎる」20%、「ちょうどいい」64.4%、「低すぎる」15.6%であった。
求められる量については、「多い」45.7%、「ちょうどいい」36.9%、「少ない」17.4%であった。
求められる質も量も「ちょうどいい」状態が、一番ストレスが低いと言える。質より量が多いことで、ストレス状況に直面している人が多いようだ。特に、ストレスが大いにあった中間管理職では、求められる量が多いと感じている人は、71.6%にも上り、一層深刻な状況がうかがえた。
4. ストレス解消法
職場、家庭、それ以外の場所でのストレス解消法 ベスト3一覧
(複数選択5個まで可) 現状 願望
職場内 1.飲み物を飲む(70.1%)
2.職場の人としゃべる(47.6%)
3.食べ物を食べる(43.7%)
1.体操・ストレッチ運動をする(40.7%)
2.店に行く(30.6%)
3.資料や本を読む(24.6%)
家庭内 1.睡眠をとる(48.7%)
2.インターネットをする(43.1%)
3.テレビを見る(42.4%)
1.睡眠をとる(44.6%)
2.体操・ストレッチ運動をする(34.5%)
3.音楽を聞く(33.4%)
職場・家庭外 1.旅行に行く(46.6%)
2.外食に行く(43.3%)
3.指圧・マッサージに行く(35.8%)
1.旅行に行く(59.7%)
2.温浴施設に行く(40.9%)
3.スポーツ観戦・コンサート・観劇に行く(37.3%)
4-(1) 職場でのストレス解消法
アンケート結果は、上の一覧の通りであった。実際に行なっているのは、口を動かし、副交感神経を優位にしたり、ストレス物質を下げる行為が選ばれており、更に願望では、体を動かすことが、1、2位に選ばれている。
4-(2) 家庭内でのストレス解消法
全体のアンケート結果は、上の一覧通りであったが、経営層のみをピックアップすると、上位3位は、「お風呂に入る」46.8%、「睡眠をとる」45.7%、「家族と話す」39.4%となった。
ハードで忙しい経営層の方が、よりヒューマンなものでバランスを取る傾向があるようだ。半歩先を行く女性として、経営層を捉えると、お風呂に入ることや家族と話すことの重要性が、今後、増す傾向にあるととることができる。
4-(3) 職場外・家庭外でのストレス解消法
全体のアンケート結果は、上の一覧通りであったが、ストレスが大いにあった経営層の実際のストレス解消法をピックアップしてみると、上位3位は、「旅行に行く」55.3%、「外食に行く」47.9%、「温浴施設に行く」42.6%であり、願望の上位3位は、「旅行に行く」65.2%、「スポーツ観戦・コンサート・観劇に行く」42.0%、「温浴施設に行く」34.8%であった。
現在の解消法に概ね満足しているが、外食に行くところをたまには、スポーツ観戦・コンサート・観劇に行きたい様子が窺える。
ストレスが大いにあった経営層との違いとして、温浴施設の潜在的ニーズがかなり高いながら、実際には、活用できていない状況が見えてくる。
5. ストレス解消法としての温浴施設
家庭外・職場外でのストレス解消法として「温浴施設」を選んだ169名に、実際に行っている温浴施設(上位1つ)を聞いたところ、1位がスーパー銭湯で35.5%、次いでスパが27.8%と他を引き離した。
家庭外・職場外で、「増やせるならもっと増やしたい、またはこれからしてみたい」ストレス解消法として、温浴施設を選んだ219名に、行きたい温浴施設(上位1つ)を尋ねたところ、半数以上の58.4%がスパを選んだ。
潜在的なスパ願望は、非常に高いものがある。手軽に行けるスパが待ち望まれているようだ。

まとめ

 男女均等化の進展で、女性の仕事での活躍の場が広がると共にストレス負荷も大きくなってきている。そして、本調査で明らかとなった通り、高まるストレスを、さまざまな方法で、解消を試み、仕事ストレスとうまく付き合おうとしている。今後、益々女性の活躍が増えるに従って、その傾向は強まるだろう。そこで、最もストレス負荷が大きい経営層の姿を未来の女性の先行指標と考えると、彼女たちの現在行っているストレス解消法-----家庭での1位「お風呂の活用」、外での3位「温浴施設」と入浴がキーワードとして、その重要性が注目されるところである。

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