東京ガス株式会社（社長：市野紀生、以下「東京ガス」）は、ウッドサイド・エナジー社（代表者：Don Voelte、以下「ウッドサイド」）との間で、本日、オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州シドニーにおいて、プルートプロジェクトの上流権益の取得および液化天然ガス（LNG）の売買に関する統合的な基本合意書に調印致しました。

　同プロジェクトはウッドサイド社が100％の権益を所有する西オーストラリア州北西大陸棚に位置するプルート鉱区の天然ガスを液化し、LNGを供給するものです。

　東京ガスとウッドサイドとは、1989年以来ウッドサイド社がオペレータを務めるノース・ウェスト・シェルフプロジェクトのLNG受渡しを通して長期的に友好な関係を既に築いており、今回プルートプロジェクトに東京ガスがファウンデーション・インベスター（設立投資者）として参画することは、両社の関係を一段と深化させるものとなります。

　上流権益の保有、輸送事業の拡大、競争力ある条件によるガス販売機会の最大化を可能とするプルートプロジェクトは、LNGバリューチェーンへの積極的な事業展開を進める東京ガスにとって戦略的に重要な位置づけを有するものとなります。

以上

基本合意の概要
（1） プロジェクト当事者 ： ウッドサイド・エナジー社、東京ガス株式会社
（2） 契約期間 ： 2010年から15年間（5年間延長オプション）
（3） 契約数量 ： 150〜175万トン／年
（4） 受渡条件 ： Ex-Ship（着桟渡し）
（5） 上流権益 ： 5％

プルートプロジェクトの概要
 ガス田 ： 西豪州沖合　プルート鉱区
 参加企業 ： ウッドサイドエナジー社100％（オペレーター）

ウッドサイド・エナジー社概要
社名 ： Woodside Energy Limited（ウッドサイド・エナジー・リミティッド）
住所 ： Woodside Plaza, 240 St George's Terrace, Perth, Western Australia
代表者 ： Don Voelte (ドン・ボルティ), CEO and Managing Director

　豪州、米国、アフリカを中心に、石油・ガス採掘、生産を行う豪州大手企業であり、アジア地域に対する主要なエネルギー輸出企業。日本向けに石油およびLNGを供給しているノース・ウェスト・シェルフ共同事業体のオペレーターであり、同事業体の6分の1の権益を保有。豪州においては、プルート鉱区の他、様々な石油・ガス資源の開発に参画。

プルートエリアの地図