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第19回建築環境デザインコンペティション」入賞者を発表
課題『キャンパスにつくられる子どもスペース』

東京ガス株式会社
平成17年12月7日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:市野紀生)は、本年5月1日より作品を募集しておりました「第19回建築環境デザインコンペティション」( 後援 (社)日本建築学会、(社)空気調和・衛生工学会、(株)新建築社 )の入賞者を決定いたしました。入賞作品は、JR東京駅八重洲中央口イベントスペースおよび建築会館内ギャラリーA+Bにおいて展示します。また、雑誌『新建築』2006年2月号においてもあわせて発表いたします。

第19回建築環境デザインコンペティション 受賞作品 〜 テーマ:キャンパスにつくられる子どもスペース 〜
応募作品数151点
最優秀賞 1点 江崎 岳史 他4名 芝浦工業大学大学院
優秀賞 3点   石原 智   愛知県立芸術大学
      堤 裕二 他3名 株式会社大林組
      田中 孝文 他6名 関東学院大学大学院
佳作賞 10点   鳥海 宏太 他1名 早稲田大学大学院
      宮本 昌和 他4名 大成建設株式会社
      乾 正人 他2名 早稲田大学大学院/早稲田大学
      松田 拓郎 他1名 北海道大学大学院
      江湖 猛敏 他6名 株式会社竹中工務店
      田澤 紘子 他4名 千葉大学大学院
      山口 淳史 他1名 明治大学大学院
      鈴木 俊彦    
      余 友彦    
      岡本 賢吾 他4名 京都大学大学院

 

■建築環境デザインコンペティションとは

1987年から開催し今回で19回目の本コンペは、毎回、設計事務所や建設会社などの実務に携わっている方々から、将来有望な若手の設計者、建築専攻の学生の方々等、想像力にあふれた非常に高いレベルの作品が寄せられ、内外から高い評価をいただいております。
これからの都市を構成する建物は、デザイン性や機能性と環境との調和が求められております。本コンペはこうした背景を踏まえ、建築デザインと設備計画のトータルな調和を求めて、毎回の課題に基づきデザインやアイディアを競うものです。そのため、一般の建築デザインコンペとは異なり、提出図面に建物の設備計画も合わせて提出いただくことが特徴です。

 

■課題『キャンパスにつくられる子どもスペース』について

今回の課題は以下のとおりです。<全文は(参考2)参照>
「現代社会の変化にともない、大学の役割や意味が変りつつあり、社会に開かれた大学が目指されるようになってきている。また幼子を持つ教職員も多くなり、既婚者の学生も珍しくない。安心して教育や研究、勉学に励むことができるために、子どものための施設がキャンパスにつくられてもよいのではないだろうか。それはまた、近隣社会に開かれ、近所の子どもたちも入れる施設である。
少子社会を迎えつつある日本は、幼児期からの子どもの養育は重要な課題である。いままでの保育園、幼稚園といった区分を超えて新たな「子どもスペース」を求めたい。
キャンパスはどこを想定してもよい。郊外であっても、都心であってもよい。大学の種類も自由に想定してよい。自ら設定した環境にふさわしく、次の時代を育てる「キャンパスにつくられる子どもスペース」の提案を期待している。」

 

■今回の作品の特徴

今回のテーマはいろいろな側面からの解釈ができ、応募者の視点は幅広く、作品は多種多様に及びました。そのため審査過程では、絞り込みが大変困難でした。
そのような中で仙田満審査委員長は、今回の作品について「全体として、キャンパスにおける子どもの空間を子育て支援施設として正面から取り組んでいる案から、遊具的なアイディア、自然体験の提案のものまで、その提案幅は広範であった」とコメントされています。

 

■受賞作品の展示

受賞作品の展示につきましては、以下の通り行う予定です。また、詳細は雑誌『新建築』2006年2月号にて発表いたします。

1. JR東京駅八重洲中央口イベントスペース: 2006年2月15日〜18日
  2. 建築会館内ギャラリーA+B: 2006年2月27日〜3月3日

東京ガスは、環境にやさしい都市づくりに貢献していきたいと考えており、本コンペの実施を通して、これから建築の世界へはばたこうとする若手の設計者や建築を専攻する学生の方々の飛躍の一助となり、ひいては建築業界の発展に微力ながらも貢献できればと考えております。

以上

 

(参考1)
第19回建築環境デザインコンペティション実施概要
1. 課題 『キャンパスにつくられる子どもスペース』
2. 応募対象 建築設計事務所、総合建設会社設計部、建築系学生などの意匠または設備設計(志望)者、およびその組合せチーム
3. 賞金 最優秀賞 150万円(1点)  
    優秀賞 50万円(3点)  
    佳作 20万円(10点)  
4. 登録 開始 2005年5月1日  
    締切 2005年9月16日  
5. 作品募集 締切 2005年10月17日  
6. 審査員 委員長 仙田 満 氏 (環境デザイン研究所名誉所長)
    委員 岡部 憲明 氏 (神戸芸術工科大学教授)
    鎌田 元康 氏 (東京大学大学院教授)
    小嶋 一浩 氏 (シーラカンスアンドアソシエイツ パートナー)
    竹井 秀雄 氏 (日本設計顧問)
    中村 光男 氏 (日建設計代表取締役社長)
    大谷 勉 氏 (東京ガス執行役員 /都市エネルギー事業部長)
    コーディネーター 馬場 璋造 氏 (建築情報システム研究所 代表)
7. 発表 審査結果は入賞者に通知するとともに「新建築」2006年2月号に発表いたします。
8. 登録・作品応募先およびお問い合わせ先
    株式会社新建築社 「建築環境デザインコンペティション」係
〒113-8501東京都文京区湯島2−31−2 Tel:03(3811)7101(代表)

 

過去18回のテーマと最優秀賞受賞者
第1回 (87) 「市街地に建つメンバーズ・スポーツクラブ」 森村 武雄氏
第2回 (88) 「ウォーターフロントの倉庫改造プロジェクト」 小田原四郎氏 他7名
第3回 (89) 「リアルタイムオフィス&レジデンス」 今別府眞一氏 他8名
第4回 (90) 「エコロジカル・パーク」 並木 裕 氏 他15名
第5回 (91) 「高齢者に優しいコミュニティ」 長島 靖 氏 他2名
第6回 (92) 「津久井サテライトエリア計画」 田中 英夫氏 他11名
第7回 (93) 「都市のアメニティ」 堀内 信男氏 他6名
第8回 (94) 「コミュニティ銭湯」 恩田 博氏 他7名
第9回 (95) 「パブリック・サービス・プレイス」 小林 忠夫氏 他5名
第10回 (96) 「東京湾内のエコシティ」 葛西 秀樹氏 他6名
第11回 (97) 「新しいタイプの都市公園」 浅利 徳男氏 他4名
第12回 (98) 「都市の部屋」 新井 健太氏 他2名
第13回 (99) 「新世代の美術館」 鳥巣 良太氏 他2名
第14回 (00) 「空地のデバイス」 浦 俊弥氏 他2名
第15回 (01) 「都市インフラに支えられる組立式住宅キット」 藤本 鉄平氏 他1名
第16回 (02) 「環境ミュージアム」 岸本 秀行氏 他1名
第17回 (03) 「まちを活性化させる駅」 土橋 悟氏 他1名
第18回 (04) 「甦る現代の横丁」 太田 英和氏 他5名

 

 

(参考2)
『キャンパスにつくられる子どもスペース』課題全文

現代社会の変化にともない、大学の役割や意味が変りつつあり、閉ざされた象牙の塔から、社会に開かれた大学が目指されるようになってきている。大学も地域コミュニティの一員なのである。また幼子を持つ教職員も多くなり、既婚者の学生も珍しくない。安心して教育や研究、勉学に励むことができるために、子どものための施設がキャンパスにつくられてもよいのではないだろうか。欧米諸国では、そうした施設が増えつつある。
それはまた、近隣社会に開かれ、近所の子どもたちも入れる施設である。
少子社会を迎えつつある日本は、幼児期からの子どもの養育は重要な課題である。いままでの保育園、幼稚園といった区分を超えて新たな「子どもスペース」を求めたい。学齢期前の子どもが、どういう空間でどのように過ごせばよいか、そのあるべき姿を考えて欲しい。子どもが自由に伸び伸びと安全に過ごせるスペースであるとともに、大学の専門にあわせて美術や音楽に馴染ませたり、物語を聞かせたり、算数などの知育を子どもの成長に応じ特化して指導することなどもあってよい。そして教育者を育てるための大学附属幼稚園とは違い、コミュニティに根づいた施設でありたい。
またその「子どもスペース」には、子どもが健全に成育するための環境条件が求められる。自然とのふれ合いがあり、使われる材料は環境ホルモンなどとの関係を考えなくてはならない。さらに環境設備的にも次世代を担う子ども達に体感を通して教育するとともに、地域コミュニティへ発信する次世代のエネルギー活用やエコロジカルなあり方を積極的に考えて欲しい。
キャンパスはどこを想定してもよい。郊外であっても、都心であってもよい。大学の種類も自由に想定してよい。自ら設定した環境にふさわしく、次の時代を育てる「キャンパスにつくられる子どもスペース」の提案を期待している。

 

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