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「エコ・クッキングの教育効果」の研究成果を発表します 東京ガス株式会社
東京ガス(株)と東京家政大学は、東京ガスにて普及・推進してきた、環境にやさしい食生活「エコ・クッキング」に関し、2004年度から、効果の定量的解析を行う共同研究を行っています。 この度、「エコ・クッキングの教育効果」について8月にシンガポールで開催されました「第13回アジア地域家政学国際会議(ARAHE)」にて、ポスター発表を行いましたので、その成果についてご報告します。 本研究結果から得られた効果を公開していくことで、エコ・クッキングの社会的認識を高め、エコ・クッキングをさらに普及していくことができればと考えております。詳細につきましては添付の発表資料をご覧ください。 なお、今後につきましては、日本調理科学会2005年度大会にて「日常調理におけるエコ・クッキングの提案」を発表し、この研究の成果を公開していく予定です。
「食」情報センターでは、エコ・クッキングおよびエコスタイルに関する情報提供を講座およびホームページ、書籍などを通してお伝えしております。こちらも引き続きご愛好いただけますと幸いです。
http://www.tokyo-gas.co.jp/ecocom/ecocooking/index.html(大人向け) http://www.tokyo-gas.co.jp/ecocooking/index.html(子供向け) http://blog.tokyo-gas.co.jp/eco/(ブログ)<2005年8月新設>
「今日からできるエコ・クッキング」(発行:近代映画社) 「エコ・クッキングでおもてなし」(発行:近代映画社) 「エコで素敵に暮らす」(発行:近代映画社)
研究成果概要
■ 発表者紹介 東京ガス(株) 「食」情報センター 三神彩子 都市生活研究所 小西雅子 東京家政大学 長尾慶子・喜多記子・植草貴英・市丸雄平
■ 調査の目的と概要 現在私たちは地球温暖化をはじめ、様々な環境問題を抱えており、それらは私たち人間の日々の営みに起因することが多いのが現実です。こういった問題を改善する教育努力のひとつがエコ・クッキングの教育を行うことだと考えました。エコ・クッキングとは、料理だけでなく、買い物および片付けを含む環境に優しい食生活の提案です。今回、東京家政大学の学生を対象にエコ・クッキングの授業を行い、環境に配慮した食生活の実践効果とその後の定着度を調べました。
■ 調査方法 対 象:東京家政大学栄養学科3年生のうち教職課程履修者49名 授業1:規定の献立1食分を対象者各自が日常行っている方法で調理した際の、使用 ガス量、水量および生ゴミ量を測定。合わせて、日常生活でどの程度環境に配慮した生活を行っているかのアンケート調査を実施しました。 授業2:対象者全員に、「エコ・クッキング」の考え方と環境問題について講義を行いま した。 授業3:各自が実践できそうな省エネ努力目標についてディスカッションを実施しました。 授業4:2〜3ヵ月後に同様の献立を再び実習し、使用ガス量、水量および生ゴミ量の測定とアンケート調査を行いました。 授業5:習得した知識が日常生活においてどの程度継続して実践されているかをみるために、8ヶ月から1年後に再調査を行い、教育効果の定着度を追跡しました。
■ 結果及び考察 エコ・クッキングについての講義前後を比較すると、使用ガス量は平均で−41%、水量は−78%、生ゴミ量は−63%と大きな節減効果が認められました。 アンケート調査でも、日々の生活の中での継続的なエコライフの実践度の増加が明らかになりました。また、今後もエコ・クッキングの考え方を自分のライフスタイルへ取り入れていきたいという意見が多くみられました。 このように学生時代にエコ・クッキング教育を体験することで、将来の社会人として意識向上をはかるだけでなく、エコロジー社会への貢献が期待できると考えられます。
■ 調査担当者 〒163-1059東京都新宿区西新宿3‐7‐1 東京ガス株式会社 「食」情報センター チーフエコ・クッキングインストラクター 三神 彩子 TEL:03-5322-7563FAX:03-5322-7996
*エコ・クッキングは東京ガスの登録商標です。
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