本文へ フッターメニューへ サイトマップへ
会社情報TOP 会社案内 株主・投資家向け情報 採用情報 取り組み・活動 資材調達 プレスリリース
現在位置:東京ガスサイトTOP > 東京ガスについて > プレスリリース
お問い合わせはこちらへ

ブラジル「マーリャプロジェクト」への参画について
〜ブラジルにおける天然ガスパイプライン建設・運営事業へ出資〜

 

東京ガス株式会社
広  報  部
平成17年3月17日

 東京ガス株式会社(社長:市野 紀生)は、ブラジル南東部および北東部における天然ガス輸送用パイプラインの建設・運営を行う「マーリャプロジェクト(Malhas Project)」へ参画いたしました。
 本プロジェクトは、ブラジル南東部サンパウロ近郊のカンピーナス〜リオデジャネイロ間約440キロと、北東部沿岸の約820キロとに天然ガス輸送用パイプラインを敷設・運営するものであり、ブラジル国営石油会社のペトロブラスが電力不足の解消に向けた社会基盤整備事業の一部として計画しているプロジェクトです。

1.事業参加の経緯

 マーリャプロジェクトの推進者であるペトロブラス社は、プロジェクト資金の調達を入札形式で行い、三井物産・三菱商事・伊藤忠商事の商社連合が提案した事業会社スキームを選定しました。その結果、平成15年12月に本プロジェクトの建設および運営事業を行う事業会社(南東部NTS: Nova Transportadora do Sudeste 北東部NTN:Nova Transportadora do Nordeste)の株式を、三井物産株式会社40%、三菱商事株式会社30%、伊藤忠商事株式会社30%という比率で取得しました。
 当社はこの度、天然ガス事業展開のための専門性を有するパートナーとして参画の打診をいただき、出資を決定したものです。参画にあたり、既に出資している3社より事業会社について各5%ずつ持分の譲渡を受け、全体の15%を出資するとともに、今後の工事状況に応じて社員を派遣して技術的支援などを行う予定です。なお、出資は海外投資用子会社である東京ガス・インターナショナル・ホールディングズ社を通じて行います。

2.事業参加の目的

本プロジェクトは、当社が保有するパイプラインの建設・運営のノウハウを十分に活用できることに加え、安定した収益を期待できます。さらに今後エネルギー需要の伸びが見込まれる同国において、ペトロブラス、三井物産をはじめとする各社と連携して天然ガスの効率的な利用拡大に貢献してまいります。
 当社は中期経営計画において海外事業の展開をエネルギー関連領域への事業拡大の一環として位置づけており、今後も収益性や安定性に十分に留意しながら慎重に検討を進めてまいります

3.マーリャプロジェクトの概要

(1) 事業内容
・天然ガス幹線パイプラインの建設
・同パイプラインの操業・保守
(トランスペトロ社(ペトロブラス100%子会社)へ委託)
・ペトロブラスとのガス輸送契約によるガス輸送サービスの提供

(2)パイプライン概要
南東部総延長約440km、北東部総延長約820km (地図参照)

(3)プロジェクト総額
総額10億ドル

(4)事業会社名称
・Nova Transportadora do Sudeste  (南東部輸送事業会社)
・Nova Transportadora do Nordeste (北東部輸送事業会社)

(5)出資者(今回出資後)
・三井物産  35%
・三菱商事  25%
・伊藤忠商事 25%
・東京ガス・インターナショナル・ホールディングズ 15%

(6)事業期間
・事業開始    :平成15年12月(=本邦3商社による事業会社出資)
・パイプライン完工:平成17年 6月(予定)
・操業開始    :平成17年 7月(予定)
・操業開始後10年間のサービスを提供し、その後ペトロブラス社に資産を譲渡予定。

以 上

<参考1:ペトロブラス社(Petrobras)概要>
 ペトロブラス社は1953年に設立されたブラジル国営石油公社であり、石油生産、精製、輸送および石油製品の販売においてブラジル国内で圧倒的なシェアを維持するとともに、特に深海掘削技術では世界でも指導的な立場におります。同社はブラジルにおける石油・ガス上流権益の多くを有する一方で、いくつかの天然ガス配給事業者にも出資し、ブラジル国内の天然ガス輸送ネットワーク拡大にむけて投資を行うなど、今後大きな発展が期待される同国の天然ガス市場においても主導的な地位にあります。

<参考2:プロジェクト地図>

<参考3:プロジェクトイメージ図(PDF)>

 

この件に関するお問合せはこちらへ
はじめへ
[ プレスリリース一覧に戻る ] | [ ひとつ前に戻る ]