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社長 市野紀生 新年挨拶(要旨) 東京ガス株式会社 今年は4月に改正ガス事業法が施行され、新規参入の拡大などガス市場における競合がますます激しくなると予想しています。また、エネルギー関連市場の融合化の進展、電化攻勢の激化など、ガス産業の経営環境は大きく変化してまいります。 このようなエネルギー市場における競合を勝ち抜いていくためには、都市ガスそのものの競争力を一層強めるとともに、周辺分野でお客さまの期待に応える新たな価値を創造していかなければならないと考えます。当社は一昨年10月に「フロンティア2007(03〜07年度グループ中期経営計画)」を策定し、「ビジネスモデルの変革」「グループ経営体制の構築」「企業体質の強化」「エネルギー関連領域への事業拡大」を4つの柱と位置づけました。現在、「変革と創造」に向けた諸施策を着実に展開しているところであります。 上流分野では、「ダーウィンLNGプロジェクト」への参画、初のLNG自社船の就航など、LNGバリューチェーン構築に向けた取り組みを強化しております。電力分野では東京ガスベイパワーが操業を開始し、また他社と共同で発電事業を計画するなど、300万kWの電源獲得に向けた準備・検討を進めております。さらに、家庭用分野におきましては、損害保険事業という新しいサービスに進出しました。これからも、ビジネスモデルの変革とエネルギー周辺領域での事業拡大に向け、次々に手を打ってまいります。 しかし、競合を勝ち抜いていくために最も重要なのは、社員の意識改革と組織力の強化であります。どんなに素晴らしいビジネスモデルであっても、お客さまとの信頼の絆がなければ、絵に描いた餅であります。今後、当社グループが提供する商品・サービスに対するお客さまの目も、ますます厳しくなることは確実であります。まだまだ不十分なお客さま第一主義の意識を、社員一人ひとりに徹底し、行動変革を進めてまいりたいと考えます。 また、本年4月には、グループとしての経営資源や商材を最大限有効に活用し、本体と関係会社が一体となって、お客さまに最大の価値を提供するグループ経営体制を構築すべく、「戦略ビジネスユニット制」を導入いたします。新たな体制の下、お客さま満足を持続的に向上させることのできる組織づくりに、グループあげて取り組んでまいります。 社員一人ひとりが常にお客さまを中心に行動し、環境変化に迅速に対応しながら、提供する価値を向上させ続けることができる組織力を備えることは、当社グループが「エネルギーフロンティア企業グループ」としてさらなる発展をしていくための必須条件であります。本年は、その実現に向けて全力を尽くす所存であります。 以 上
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