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エコジョーズTES熱源機
CO2削減量算出方法の第三者審査について

東京ガス株式会社
広  報  部
平成15年12月8日

 東京ガス株式会社(本社:東京都港区 社長:市野紀生)は、当社が販売する潜熱回収型給湯暖房熱源機(以下、「エコジョーズTES熱源機」と呼ぶ)について、その優れた環境性能を評価するためのCO2削減量算出方法を作成し、算出方法の客観性を確保するため、朝日監査法人による第三者審査を受けることにより、その合理性を確認いたしました。
 家庭用エネルギー消費機器に関するCO2削減量算出方法の第三者審査は業界初の取組みであり、今後当社は本算出方法により計算したCO2削減量をもとに、エコジョーズTES熱源機の環境性能をアピールし、普及拡大を図ることで、地球温暖化防止のためのCO2発生量の削減に貢献してまいります。


1.算出方法作成の背景
 当社では平成14年10月より、潜熱回収技術(注)により給湯時約95%、暖房時約89%の熱効率を達成したエコジョーズTES熱源機の発売を開始し、家庭用ガスセントラル給湯暖房システムの熱源機として、家庭で消費するエネルギーの節約、地球温暖化防止のためのCO2発生量の削減を進めています。
 京都議定書に明記された温室効果ガスの削減など、給湯器の高効率化は社会的な要請が高く、エコジョーズTES熱源機の導入にあたっては、国の補助金適用の対象にもなっています。
 当社では、潜熱回収型でない従来型のTES熱源機と比較した場合のCO2削減量を算出することにより、その優れた環境性能をアピールすることがエコジョーズTES熱源機の普及拡大、ひいては地球温暖化防止策に役立つと考え、算出方法を作成いたしました。

2.算出式
 

年間CO2削減量 RpCO2 = CgCO2×(rgw×Gw,TES + rgh×Gh,TES)

RpCO2:エコジョーズTES熱源機を設置する住宅1戸あたりの年間CO2削減量
                           (計画ベース)(
kg-CO2/年・戸)
CgCO2 都市ガスのCO2発生原単位(kg-CO2/MJ
rgw  
:エコジョーズTES熱源機の給湯用年間ガス消費量削減率
rgh  :エコジョーズTES熱源機の暖房用年間ガス消費量削減率
Gw,TES :従来型TES需要家の給湯用年間ガス消費量平均値(MJ/年・戸)
Gh,TES :従来型TES需要家の暖房用年間ガス消費量平均値(MJ/年・戸)

3.CO2発生量削減の評価方法
(1)設置前のCO2削減量推定値の算出
 省エネルギー機器の設置を計画する場合、事前にCO2削減量を予測することが必要になります。今回作成した算出方法では、当社の持つ建物種別、用途別ガス消費量データ、ガス器具普及率などから算出したTESシステムが設置された住宅の平均的な給湯用、暖房用年間ガス消費量を用いることにより、エコジョーズTES熱源機設置によるCO2削減量を事前に推定することができます。

(2)設置後のCO2削減量実績値の算出
 またエコジョーズTES熱源機の設置後、ガスメータにより計測した1年間のガス使用量を用いることにより、実際にどれだけCO2発生量を削減できたかを算出し、事前の評価との差を検証することができます。

4.年間CO2削減量の算出例
 当社供給エリア内(首都圏地区)の100住戸の集合住宅1棟にエコジョーズTES熱源機を設置する場合、従来型機種と比較したCO2削減量は、およそ12.5トン-CO2/年、約13%の削減が実現されます(当社計算値)。これは、東京ドームのグラウンドとほぼ同面積(約1.36ha)の森林が1年間に吸収する量のCO2の削減に匹敵します。
 なお、CO2削減量の評価にあたり、朝日監査法人による第三者審査を受けたのは算出式であり、当社が保有するデータから算出した値は、第三者審査の対象ではありません。

5.本件に関するお問い合せ先
(1)マスコミ関係の方のお問い合せ:東京ガス(株)広報部
TEL03-5400-7675
(2)建築関係の方のお問い合せ:東京ガス(株)リビング開発事業部

        
開発推進グループ エコジョーズ担当(小川)(TEL03-5322-7720


(注)潜熱回収とは、排気ガス中の水蒸気を水に戻す(凝縮する)際に出る熱を回収することを言います。水蒸気が水になる際には凝縮熱(=潜熱)を放出するため、この熱も回収すれば高効率化が実現できます。従来型機器(非潜熱回収型)では熱交換器の耐久性を考慮して、潜熱を回収せずに排気ガス(約200℃)をそのまま外気に放出していましたが、耐腐食性の高い材料を用いた潜熱回収熱交換器の搭載により、排気ガス中の潜熱を回収し高効率化を達成しました。


                                      以 上

<参考
1:潜熱回収型熱源機のしくみ>
<参考2:算出式の詳細はこちら



 

 

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