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家庭用固体高分子形燃料電池(PEFC)コージェネレーションシステム
2004年度、世界初の商用機市場導入に向け、共同開発を開始

東京ガス株式会社
広  報  部
平成15年7月31日

 東京ガス株式会社(社長:市野紀生)は、2004年度に家庭用固体高分子形燃料電池(以下PEFC)コージェネレーションシステムの商用機を市場に導入いたします。この度、その実現に向けた技術開発を加速するため、以下の燃料電池システムメーカー2グループと共同開発を開始しました。

共同開発メーカーグループ(社名は五十音順)

荏原バラード()グループ*1)

松下電器産業()

*1)荏原バラード()グループ:荏原バラード() ()荏原製作所、バラード・パワー・システムズ


 当社は、「快適な暮らしづくり」と「地球環境問題の改善に貢献する」ことをグループ経営理念の一つに位置付け、新しいエネルギー供給システムとして環境性・省エネ性に優れた家庭用PEFCコージェネレーションシステムの開発に取組んでまいりました。
 地球環境問題への対策の加速化が求められ、国の新エネルギー政策における燃料電池の位置付けが高まる中、民生部門の二酸化炭素排出削減に大きく貢献できる家庭用PEFCコージェネレーションシステムはお客様の高い関心を集めてきており、その早期実用化が各方面から強く要請されるに至っております。

 そのため当社は、現在計画している2004年度の商品機市場導入をより確実なものとするために、現時点で当社が目指す仕様*2)の実現可能性が高い上記の燃料電池システムメーカー2グループと、2004年度商品機の開発を共同で実施することで合意いたしました。

 今後は共同開発を通じて製作した商品試作機をさまざまな運転パターンで評価することにより、最適なシステム構成や運転制御方法を確立し、2003年度中を目途に商品機の詳細仕様を固めてまいります。その後、商品機の製造、販売・サービス体制の構築を行い、2004年度第4四半期に販売を開始いたします。
 なお、性能・信頼性の更なる向上と大幅なコストダウンを目指した2005年度以降の次世代機の開発については、今回の2グループ以外のメーカー各社ともこれまで同様幅広く協力し、進めてまいります。

 当社は、家庭用PEFCコージェネレーションシステムの研究開発・事業化を通じて、お客様の快適な暮らしづくりと地球環境問題の改善に積極的に貢献してまいります。

*2)目標仕様

定格発電容量

1kW

発電効率

31%以上(HHV

総合効率

70%以上(HHV

運転形態

毎日の起動停止運転及び運転時の電力負荷追従が可能なこと。



[参考:各企業の概要]

東京ガス株式会社
 1885年創立。事業内容はガス事業およびこれに関連する付帯工事、熱供給事業、その他の付帯事業。近年は天然ガスを中心とした高度で多様なエネルギー提供をベースとして、「快適な暮らしづくり」と「環境に優しい都市づくり」を目指している。
所在地:東京都港区海岸1-5-20
代表者:取締役社長 市野 紀生
資本金:1,418.17億円(033月末現在)
売上高:11,276億円(02年度実績:連結)

荏原バラード株式会社
 株式会社荏原製作所が51%、バラード社(カナダ)49%を出資して、199812月に設立された合弁会社。大小問わずバラード社の全てのPEFCを利用した定置式発電システムを日本国内で独占的販売・製造・サービスすることを事業内容としている。
所在地:東京都港区港南1-6-34
代表者:取締役社長 大矢 正克
資本金:4.8億円

株式会社荏原製作所
 1920年機械メーカーとして設立。ポンプ製造では国内のトップメーカー。近年、環境共生(ゼロエミッション)型企業を目指し、環境関連の総合エンジニアリングおよび半導体企業向け精密電子機器を製造するなどIT分野にも進出。環境関連ではエネルギー事業にも力を入れ、現在注目されている燃料電池のほか風力発電や太陽光発電事業も行っている。燃料電池については、200112月に、バラードパワーシステムズ社に投資を行っている。
所在地:東京都大田区羽田旭町11-1
代表者:取締役社長 依田 正稔
資本金:337億円(033月末現在)
売上高:5,625億円(02年度実績:連結)

バラード・パワー・システムズ社(BPS)
 バラード社は、PEFCの開発及び製造において世界のリーダー的企業であるばかりでなく、既に、自動車用、定置用及びポータブル用の商用機としてのPEFCの販売を開始している。また、燃料電池自動車と電気自動車用の駆動システムの販売も行っている。
現在、バラード社は、ダイムラークライスラー、フォード、荏原、アルストーム等の各国の有力企業とのパートナーシップに基づき、PEFC及びその関連製品の商業化を進めている。また、本田技研工業、三菱自動車、日産自動車、フォルクスワーゲン、ヤマハ、シナジー社等にもPEFCを供給している。
所在地:4343 ノースフレーザーウェイ、バーナビーBC州 カナダ V5J 5J9
代表者:会長 フイローズ ラズール

松下電器産業株式会社
 1918年創業。部品から家庭用電子機器、電化製品、FA機器、情報通信機器、および住宅関連機器等に至るまでの生産、販売、サービスを行う総合エレクトロニクスメーカー。
所在地:大阪府門真市大字門真1006番地
代表者:取締役社長 
資本金:2,5873,848万円(033月末現在)
売上高:74,017億円(02年度実績:連結)
ホームページ:http://matsushita.co.jp


 

 

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