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マイクロガスタービンで初の熱負荷追従台数制御方式を導入 東京ガス株式会社 (株)明治ゴム化成は、創業100年を越す工業用ゴム製品メーカーですが、かねてから環境問題への対応を重視した経営を行ってまいりました(2000年7月にISO14001取得)。今回、環境問題への対応の一環として、本社工場において、重油焚きボイラから環境負荷の低い都市ガス仕様ボイラに切り替えると共に、より高い省エネルギー効果を目指してマイクロガスタービンコージェネレーションを導入しました。このコージェネレーションシステムは、蒸気負荷に応じた台数制御方式を日本で初めて採用しており、工場全体でCO2排出量を年間約1,300t削減することができます。 なお、このコージェネレーションシステムは、東京ガスグループである(株)エネルギーアドバンス(東京都新宿区、社長:大野 省三)が受注しております。 ■本コージェネレーションシステムの概要 (1)日本初の熱負荷追従台数制御方式を導入 本システムは、(株)トヨタタービンアンドシステムのマイクロガスタービン270kWを4台と、バックアップ用の貫流ボイラを一体のシステムとして運転し、総合効率は80%を超える非常に高効率なコージェネレーションシステムです。 従来の受電電力量に合わせた運転方法に加え、蒸気負荷に応じた台数制御方式を日本で初めて採用したため、1000kWクラスでの単機導入に比べて柔軟な運用が可能になりました。これは蒸気負荷に応じて最適運転台数となるよう起動停止を行う制御方式で、蒸気を効率良く回収できるため、各種産業向けゴム製品の製造過程で大量の蒸気を使用する(株)明治ゴム化成にとって、最適なシステムとなっています。 (2)ボイラー・タービン主任技術者が不要 マイクロガスタービンに対する規制緩和※2により、合計1,080kWのガスタービン発電を、ボイラー・タービン主任技術者不要で行います。 (3)その他 1.トヨタタービンアンドシステム社の270kWのマイクロガスタービンは、関東地区では初の導入となります。 2.昨年度より創設された「エネルギー多消費型設備天然ガス化推進事業」※3の対象設備として、補助金の交付決定を受けております。 以上 ※ 1 供給区域外への大口供給 一般ガス事業者はその供給区域外であっても、大口供給(ガスの年間契約量が100万m3/46MJ以上の需要に対する供給)を行うことについてガス事業法第23条に基づく経済産業大臣の許可を得た場合には、都市ガスを供給することができる。なお(株)明治ゴム化成本社工場については、平成15年4月3日付で同許可を得ている。 ※ 2 マイクロガスタービンに対する規制緩和 従来、ガスタービンによる発電設備を設置するには、電気事業法に基づく国家資格であるボイラー・タービン主任技術者(BT主任技術者)の選任が必要であったが、平成13年4月の電気事業法施行規則の改正により、電気出力300kW未満等の要件を満たす小型ガスタービンに対しては、BT主任技術者の選任が不要となった。 ※ 3 エネルギー多消費型設備天然ガス化推進事業 COP3の公約を達成するために平成14年度に創設された国の補助事業で、油等の燃料を使用している設備を「天然ガスを主原料とするガス」へ燃料転換した場合に、それに要する費用の一部を補助するという事業。石炭、重油、灯油、軽油等の燃料を使用しており、かつ使用量実績が規定された値以上の設備が対象となる。 (参考) ◆株式会社明治ゴム化成 概要 (1)本社所在地 :東京都新宿区西新宿7−22−35 (2)電話 :03−5338−4691 (3)資本金 :6.9億円 (4)社長 :塚野 宏(つかの ひろし) (5)事業内容 :自動車用・工業用ゴム及びプラスチック部品の製造・販売 ◆株式会社トヨタタービンアンドシステム 概要 (1)本社所在地 :愛知県豊田市元町1番地 トヨタ自動車 元町工場内 (2)電話 :0565−24−6161 (3)資本金 :16億円(トヨタ自動車(株)70%、アイシン精機(株)20%、 愛三工業(株)10%) (4)社長 :出原 顕一(いずはら けんいち) (5)事業内容 :ガスタービンコージェネレーションシステム、 冷房熱源システム等の開発、製造、販売 |
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