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小型ガスエンジンコージェネ(ジェネライト)用貯湯タンクシステムを開発
〜給湯開始までの時間を大幅に短縮しました〜

東京ガス株式会社
株式会社ガスター
平成15年4月28日



 東京ガス株式会社(社長:上原 英冶)と株式会社ガスター(社長:西脇 英夫)は、小型ガスエンジンコージェネレーション(ジェネライト)の排熱利用において、給湯を開始するまでの時間を大幅に短縮した貯湯タンクシステムを共同で開発しました。主にファミリーレストランやスポーツクラブ、学校など、給湯需要のあるお客さま向けに、5月1日より全国販売を開始します。
 このタンクシステムは、ジェネライトの運転を開始してから給湯可能となるまで、従来は1時間ほどかかっていたものを約15分まで短縮し、また、連結用タンクを増設することで大容量の給湯にも対応することができます。

※ジェネライト:発電出力10kW未満の小型ガスエンジンコージェネレーション。東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの都市ガス3社における共通名称。

貯湯タンクシステムの概要
 ジェネライトで発生した排熱は、温水の形態で利用されます。
 本体タンクにはジェネライトの排熱を搬送する循環ポンプ(図中:A)があり、熱交換器(2重管、図中:B)にジェネライトの排熱を送ります。熱交換ポンプ(図中:C)は連結タンクの下部より水を抜き出し、熱交換器(2重管:図中B)に送りここで60℃の温水を作り、タンク上部に貯湯します。1本目のタンクが温水で満たされると、2本目が自動的に加熱されます。熱交換ポンプは連結タンクの下部より温水(50)が戻ると熱交換を停止します。


     図:貯湯タンクシステムの構成(連結タンク増設の場合)



■貯湯タンクシステムの特長
1.給湯開始までの時間を大幅に短縮
 従来のシステムでは、タンクに内蔵されたコイル状熱交換器に、ジェネライトの温水排熱を直接循環させ、タンク内の水を加熱していたので、利用温度に達するまで1時間程度必要でした。
 本システムでは、タンク内の水をタンク底部より抜き、ポンプで積極的に熱交換器に流し温水を作り、タンク上部に貯湯している(成層方式)ため、短時間で給湯が可能となります。
 ジェネライト運転開始後約3分でタンクシステムは熱交換を始めます。この時点より少量の給湯には利用できますが、10分経過すると貯湯タンク上部に60℃の温水が50g〜80g(給水温度、コージェネの出力により違います)貯湯され、十分給湯に利用できます。

2.大容量の給湯に対応可能
 貯湯タンクの容量は本体で320gありますが、給湯をさらに必要とする物件では、別売りの連結用タンクを購入し、同梱の配管2本のみで接続することでタンク容量の増設が可能です。接続工事は約15分以下(従来製品のタンク増設は半日程度)で済み、本体を含め6本(1,920g)まで連結が可能です。
 さらに、ホテル等の短時間に大容量の給湯が必要となる物件に対応する大容量給湯システムも9月以降に販売予定です。

3.オールインワン方式を採用
 タンク内部に、運転に必要な機材(循環水自動補給タンク、真空ブレーカー、ジェネライト通信基板等)を全て備えており、オールインワン方式になっています。

■その他
販売時期:5月1日より、(株)ガスターが全国販売を実施します。

製品価格:本体    (GE6325−25)     60万円
     連結用タンク(RT325−25)      48万円

主な販売先:ファミリーレストラン、公衆浴場、スポーツクラブ、学校、シャワー設備のある事務所等。また、全国のガス会社、コージェネメーカーなど。

外形寸法:本体・連結用 H1920×W650×D720

                                             以上


<参考>
株式会社ガスターの会社概要
(1)本   社:〒242-8577 神奈川県大和市深見台3-4
(2)資 本 金:245千万円
(3)出資構成 :東京ガス(株)66.7%、(株)INAX 22.2%、リンナイ(株)11.1%
(4)代 表 者:代表取締役社長 西脇 英夫
(5)事業内容 :ガスふろ釜・給湯機器/空調機器/住宅設備機器/TES事業
(6)お問合せ先:TEL (046)262-0161




本件に対するお問合せ先:東京ガス(株)広報部    03−5400−7675
商品に対するお問合せ先:(株)ガスター 空調営業部 03−5426−7393


連結用タンク(RT325−25)   本体(GE6325−25)



 

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