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豪州ビクトリア州沖ソールガス田の権益取得について 東京ガス株式会社 東京ガス株式会社(本社:東京都港区 社長:上原 英治)と三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区 社長:佐々木 幹夫)は、三菱商事75%、東京ガス25%の出資比率で設立した投資会社トリニティ・ガス・リソーシズ(TGR)を通じ、豪州ビクトリア州沖に位置するSole(ソール)ガス田の権益の一部を取得いたしました。TGRがソールガス田の鉱区利権の65%を保有していたOMV Australia社(オー・エム・ヴィーオーストラリア)(*1)から30%を購入したものです。なお、残り35%はSantos社(サントス社)(*2)が保有しております。 東京ガスと三菱商事は既に近隣にあるPatricia/Baleen(パトリシア及びバリーン)ガス田をOMV Australia、Santos社と共に開発し、陸上に建設したガス処理プラントを経由してパイプラインによりEnergex(エナジェックス社:クイーンズランド州政府100%保有のガス供給事業者)向けに販売する事業を推進しており、本年4月には正式販売を開始する予定です。 今回権益を取得したSole(ソール)ガス田はビクトリア州の約40km沖合い、Patricia/Baleenガス田の約30km東側に位置しています。 Soleガス田の開発にあたっては、Patricia/Baleenガス田開発のために建設したガス処理プラントを用いて生産することを検討しております。既存のガス処理設備を活用することでSoleガス田開発投資額の削減が可能となります。また、Soleガス田はPatricia/Baleenの約3倍に相当する約50億m3(LNG換算約360万トン)の埋蔵量を有している為、長期かつ安定した生産が可能となり、高い経済性が期待されます。 なお、最終的な開発及び投資の決定は早ければ本年4月に行う予定です。 東京ガスは、天然ガスをコアとするエネルギーならびにその周辺分野を主な事業領域と位置づけており、Patricia/Baleenガス田など海外のガス田、液化基地の開発プロジェクトへも参加してきています。今回、Patricia/Baleenガス田との一体開発により、一定以上の収益性が期待されることから、隣接するSoleガス田を取得するものです。 三菱商事はエネルギー・資源分野での有望案件への投資を成長戦略の重要な柱として位置付けています。天然ガス事業分野に於いては、これまでLNGプロジェクト向けのガス田の開発と液化設備への投資を中心に事業参画してきましたが、パイプラインガス事業という新しいビジネス領域への進出により、天然ガス事業の多角的な事業展開を促進していきます。 *1)OMV Australiaはオーストリア最大の石油・ガス開発生産会社であるOMV社の100%子会社であり、1999年に設立。本社は豪州西オーストラリア州パース。 *2)Santosは豪州を中心とした石油・ガス上流資源の探鉱・開発会社。本社は豪州南オーストラリア州アデレイド。 <参考:両ガス田の概要>
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