新たなコージェネ向け料金の設定等について
東京ガス株式会社
広 報 部
平成14年6月14日
東京ガス株式会社(社長:上原英治)は、本日、経済産業大臣に対し、本年7月1日を実施日とする選択約款料金メニューの新設を主な内容とした選択約款新設・変更の届出を行いました。
新料金につきましては、このたびの電力料金引き下げに対応し戦略商品でありますガスのコージェネレーションシステムの価格競争力の向上のため設定いたしました。具体的には、新規にラインナップに加わる小型コージェネ「ジェネライト」および主力商品の300KW〜500KWクラスのコージェネレーションシステムを主な対象とした料金メニューを設定いたします。今後ともこうした料金設定等によりまして、電力をはじめとする他燃料との価格競合力を高めて行きたいと存じます。
<新選択約款メニューの設定>
コージェネレーションシステム(CGS)の稼働率が特に高いお客さま向けに、「小規模高稼動コージェネレーションシステムパッケージ契約」(愛称:「ジェネ得くん」)と「コージェネレーションシステムパッケージC契約」を新設しました。従来の料金と比較して、「小規模高稼動コージェネレーションシステムパッケージ契約」は7%、「コージェネレーションシステムパッケージC契約」は5%程度お得になります。
(a)
新設する選択約款メニュー
・小規模高稼動コージェネレーションシステムパッケージ契約(愛称:ジェネ得くん)
・コージェネレーションシステムパッケージC契約
(b) 新選択約款の概要
|
小規模高稼動CGS
パッケージ契約 |
CGSパッケージC契約 |
料金表
* |
定額基本料金(円/月) |
18,000 |
95,000 |
流量基本料金(円/m3・月) |
950 |
950 |
最大需要月基本(円/m3・月) |
5.50 |
5.50 |
従量料金(円/m3) |
36.83 |
30.25 |
主な
適用条件 |
対象機器 |
コージェネレーションシステム |
負荷率 |
80%以上 |
流量倍率 |
1,800倍以上 |
CGS機器定格 |
3kW以上 |
80kW以上 |
料金の対象 |
小規模CGS商品「ジェネライト」を使用する年間2〜4万m3規模のファミリーレストラン、ファーストフード等を中心とする、14万m3以下の負荷が良く稼働率を高められるCGS需要家 |
ホテル・病院等、年間50〜100万m3規模の需要を中心とする、14万m3以上の負荷が良く稼働率を高められるCGS需要家 |
*注:基準原料価格 27,160円/tの場合。従量料金単価は、原料費調整制度により四半期毎に調整いたします。
<既存選択約款メニューの変更>
上記の新料金メニューの設定とあわせて、「コージェネレーションシステムパッケージA契約」、「コージェネレーションシステムパッケージB契約」、「基本料金前払割引[付帯契約型]」および「長期契約割引[付帯契約型]」について適用対象拡大等の適用条件の変更を行いました。
〔 変更点 〕
(1)定格発電出力の下限設定…コージェネレーションシステムパッケージA契約について、
従前適用条件に定めのなかった定格発電出力(機器容量)を、3kW以上とした。
(2)負荷率条件の変更…コージェネレーションシステムパッケージA契約およびコージェネレーションシステムパッケージB契約について、負荷率に関する適用条件を85%以上から80%以上に変更した。
(3)付帯契約型選択約款の適用対象の追加…基本料金前払割引[付帯契約型]および長期契約割引[付帯契約型]について、適用対象に新設のコージェネレーションシステムパッケージC契約を追加した。
以上
【参考】
新料金メニューのモデル需要による料金試算
(消費税等相当額加算前・46.04655MJ(11,000kcal)/m3・いずれも月当たり)
新料金メニュー |
新料金 |
既存料金
メニュー |
既存メニュー
料金 |
差異額 |
差異率 |
月平均使用量 |
小規模高稼動CGSパッケージ契約 |
88,145円 |
CGSパッケージA契約 |
94,850円 |
6,705円 |
7.07% |
1,500m3 |
CGSパッケージC契約 |
2,525,000円 |
CGSパッケージB契約 |
2,653,000円 |
128,000円 |
4.82% |
60,000m3 |
|