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都市ガス原料小型オンサイト型水素製造装置を開発
――低コスト、高純度、自動運転を実現――
東京ガス株式会社
広 報 部
平成11年1月28日
東京ガス株式会社は、東京ガスケミカル株式会社(社長:上原亮三 新宿区西新宿3-7-1 TEL:5322-7611)、三菱化工機株式会社(社長:籔内康雄 横浜市西区みなとみらい3-3-1 TEL:045-225-0832)と共同で、都市ガスを原料として低コストで高純度水素を製造する小型装置を開発しました。

工業用の水素は、化学工業一般の他、半導体製造、光ファイバー製造、石英ガラス製造、油脂への水素添加、および金属の熱処理などに用いられ、毎年需要が伸びています。
この水素を都市ガスから製造する装置は製造量100立方メートル/時を超える大型機では既に実用化され普及していますが、小型のものは水素純度、水素製造コスト、装置の設置条件、運転操作性などの面で需要家のニーズを満たす装置が無く普及していませんでした。このため、これらの需要家向けの水素供給方法としては、圧縮水素ボンベを配送する方法と、メタノールを原料として需要家先で製造する方法が一般的です。しかし、ボンベで供給する場合には水素ボンベについて、メタノールから製造する場合には原料メタノールについて、それぞれ運搬するコスト、貯蔵するスペース、受入作業や残量管理の手間、および各種法規制に基づく検査や届出等(注1)の問題がありました。
こうした点を解消し、都市ガスを原料として、小型でありながら高純度の水素を低コストで製造でき、かつ設置が容易で、運転操作性に優れた装置を実現しました。
この装置は40立方メートル/時の能力で、99.999%以上の高純度の水素を製造します。この装置は、徹底した省エネルギー設計により、圧縮ボンベに比べて2〜4割程度低いコストで水素を製造できます。またパッケージ型の採用により設置スペースが小さく、都市ガス、電気、水道さえあれば設置可能です。さらに、無人での自動運転が可能で、日曜・祭日等を待機運転とする機能の組込み(オプション)も可能です。また、各種法規制に基づく検査や届出等も不要です。
この新装置は本年2月から東京ガスエンジニアリング株式会社(社長:鈴木正之 新宿区西新宿3-7-1 TEL:5322-1111)、東京ガスケミカル、三菱化工機が販売するほか、東京ガスケミカルによる小規模需要家への水素販売のオンサイト事業(注2)の展開を進めます。
◆新装置の特徴
(注1)高圧ガス保安法による高圧ガス、消防法による危険物としての取り扱い
(注2)需要家構内に装置を設置し水素ガスを供給する事業