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LNG受入基地の基本設計

目的


東京ガスでは、根岸基地、袖ヶ浦基地、扇島基地、および最新の日立基地の4つの大規模なLNG受入基地、さらには日立、小名浜等のLNGサテライト基地について、自ら基地の基本設計を行い、建設を行ってきました。この基本設計には、長年のLNG受入基地の運転・メンテナンスの経験を活かし、信頼性・運転し易さ・メンテナンス性・安全性などに細心の注意を払いながら建設コストやランニングコストを抑える様々なノウハウが反映されています。

 

特徴

1.立地場所の選定

LNG受入基地の立地場所は、以下に示す項目を含む多くの条件を考慮して選定します。
 
  • 導管による送出先が近いなどLNGが利用しやすい
  • 船が安全、かつ確実に入港・荷揚げできる港湾がある
  • 電気・海水等のユーティリティー設備が容易かつ安定的に供給される
  • 地域の環境等への影響、保安・防災上の影響
  • 経済性
 

2.ガス製造能力・貯槽容量の決定

LNG受入基地のガス製造能力は、設置されるLNG設備の能力や台数を決めるために必要なもので、時間当たりの最大ガス需要量、設備の予備率等から決定します。製造能力の将来予測をしておくことも重要です。
また、LNG貯槽容量は、LNG受入基地のレイアウトや投資計画に大きな影響を与えるため重要です。このLNG貯槽容量を、季節変動を吸収するための必要量、緊急時対応必要量などから決定します。
 

3.LNG受入基地フローの作成

LNG受入基地は、受入設備、LNGタンク、LNGポンプ、BOG圧縮機、気化器、付臭設備、フレアスタック等、多数の機器で構成されます。これらの基本フロー作成にあたっては、信頼性・使い易さ・メンテナンス性など多くの観点からケースステディを行ない、最適な基本フローを決めています。
 
LNG受入基地フロー例
 

4.レイアウト

受入基地におけるプロセスの流れ(桟橋→タンク→ポンプ→気化器→送出)に従って、設備をレイアウト内に配置します。この際、設備を機能別に配置し各ヤードを分離・区画化し操作性を向上させています。具体的には、バースヤード、タンクヤード、気化器ヤードなどを道路などによって明確に区分します。
 

5.メンテナンス性

受入基地の主要設備は、必要に応じた点検・整備を必要としますので、予備機台数を適正に決める必要があります。また、点検・整備用のスペースを当該機器の周囲に確保しておかなければなりません。
 

6.適用法規

LNG受入基地は、様々な法律の適用を受けます。したがって、受入基地建設においては、どの法律が適用されるかを十分調査し、それぞれに法規に従い設計することはもちろんのこと、所轄官庁との折衝や申請書類等の作成が必要です。
 

7.各LNG設備の設計

受入設備、LNG貯槽設備、気化設備、供給設備、防災設備、電気・計測設備等の各設備を設計するためには、能力、適用法規、製作期間、費用をはじめ、気象・海象・地質条件等の自然条件、耐震設計条件、LNG物性値(産地、組成、密度、発熱量他)、ガス送出条件(流量、圧力、熱量等)、LNG船仕様(主要寸法、受入速度)等の設計条件から、信頼性・運転し易さ・メンテナンス性を考慮して性能、構造、材質などを決めております。

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