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東京ガス株式会社 広報部
〒105-8527 港区海岸 1-5-20
TEL.03-5400-3886 (ダイヤルイン)

NEWS LETTER 2007 No.46-2月
話のたまご

INDEX 学校給食の生ごみからバイオエタノールとバイオガスを同時に回収 コラム「下水汚泥からもバイオガスを回収」 循環型社会の形成に向けて〜工事現場から制服まで〜 "たまみのちょっと教えて!!"「生ごみをお茶畑の肥料にリサイクル。 水の循環利用にも取り組んでいます。」
特集 生ごみも廃ガス管も捨てません! 〜循環型社会の形成に向けた東京ガスの3Rの取り組み〜
全国のごみ総排出量は5,273 万トンで東京ドーム約142杯分!
 食品廃棄物がもたらす環境への負荷は大きな社会問題になっています。食品廃棄物は、(1)食品製造業・流通業・外食産業から出る材料くず・売れ残り食品・食べ残し(2)家庭から出される「生ごみ」に大別されます。平成12年に制定された食品リサイクル法(最終改訂平成19年12月)により、生産者や販売者などの企業に対しては排出量の減少やリサイクルが義務づけられましたが、家庭の生ごみについては、未だ手つかずの状態です。
 環境省の調査によれば、平成17年度の一般ごみの総排出量は5,273万トンで、なんと東京ドーム約142杯分※。このうち、家庭から出されるごみが3,349万トンと約64%を占め、その約3割が生ごみです。CO2の削減を実践するためにも、生ごみの減量・リサイクルは重要な課題です。
 東京ガスグループは、循環型社会の形成をめざし、環境活動を積極的に推進しています。環境性に優れた天然ガスを利用した高効率な機器・システムの開発・普及などにより、お客さま先でのCO2排出抑制に取り組んでいます。また廃ガス管のリサイクルや使用済みガス機器などの回収や再資源化なども行っています。
 さらに、平成20年2月より、東京都江東区、財団法人東京都環境整備公社と共同で、区内の小中学校の給食ごみなど、生ごみからバイオエタノールとバイオガスを同時に回収する実証試験をスタートします
 今回の「話のたまご」は、生ごみをはじめとする東京ガスの3R(リデュース、リユース、リサイクル)への取組みについてお届けします。
※ごみの比重を0.3t/m3として算出。(東京ドーム地上部の容積1,240,000m3
家庭における生ごみの排出量の推移(推計)
生活系ごみの排出量: 「一般廃棄物処理事業実態調査」(環境省)結果の「生活系ごみ搬入量」から「粗大ごみ搬入量(直営+委託)」を差し引いたもの
生ごみの比率: 「容器包装廃棄物排出実態調査」(環境省)における一般廃棄物組成調査結果(6都市の平均値)
出典: 環境省の資料により東京ガス(株)作成
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学校給食の生ごみからバイオエタノールと バイオガスを同時に回収
新エネルギー資源としてのバイオマス※が注目されるなか、生ごみからバイオエタノールとバイオガス(メタン)という異なる種類の燃料を取り出し、多方面で有効活用する実証試験を始めました。生ごみからメタンを回収するプラントは全国各地にあり、エタノール単体を回収するプラントもすでにありますが、この2つを同時に回収するのは希少な試みです。

※生ごみ、下水汚泥などの再生可能な生物由来の有機性資源
生ごみは重要な都市型バイオマス資源
 生ごみの大半は焼却処理されていますが、水分を多く含んでいるので、本来、焼却には向かない廃棄物と考えられています。
 一方、生ごみは都市部で発生量が多く、まとまった量の確保が可能なため、都市型バイオマス資源として活用することが有効です。
 今回の実証試験は、生ごみからバイオエタノールとバイオガスを同時に回収し、エネルギーとして再利用するシステムの構築を目指しています。
回収したバイオエネルギーは学校教育教材や施設電源に利用
 江東区内の小中学校4校の給食ごみを主体とした生ごみ(1日あたり200kg)を細かくくだき、酵素を加えて糖化します。すると、生ごみ中に含まれるご飯やパンなどの炭水化物が糖に変わります。糖化した生ごみは搾って液体と固形物に分けます。
 液体からは、アルコール発酵によりバイオエタノールを回収してアルコールランプなど学校教育教材に利用します。残りの固形物からメタン発酵によりバイオガスを回収し、発電(9.9kW)・ボイラーで利用して、施設内の機械装置の運転などに用います。
システムイメージ図
回収量: ごみの内容によりますが、1日当たり、バイオエタノール(濃度90%以上)5リットル、バイオガス20m3(一般家庭20世帯の1日分)程度を目標としています。
実施場所: 東京都江東区潮見一丁目29番7号江東区清掃事務所及び江東区環境学習情報館“えこっくる江東”敷地内。
開始時期: 平成20年2月中旬に施設が竣工。3月初旬から学校給食ごみを搬入し、実証試験を開始します。
下水汚泥からもバイオガスを回収
下水汚泥は、供給量が安定したバイオマス資源です。東京ガスでは、2000年度から、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究により、下水汚泥からバイオガスをつくり、有効活用する実証試験を行いました。
捨てられていた下水汚泥からエネルギーを取り出すと共に、その処理も同時に行えるシステムです。

プラント処理能力:15t/1日
発生ガス組成:水素約10%、一酸化炭素約10%、炭化水素約5%
発生ガス発熱量:約4.2MJ/m3
生ごみと下水汚泥のガス化データ
  含水率 発熱量
MJ/kg-dry
発生ガス量
m3/原料t
発生ガス発熱量
MJ/m3
発生ガス発熱量
m3-13A換算/原料t
エネルギー変換率
生ごみ(食品残渣) 40% 18.8 1890 4.2 190 70%
下水汚泥 80% 18.8 630 4.2 63 70%
出典:東京ガス(株)「バイオマス利用技術」
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循環型社会の形成に向けて 〜工事現場から制服まで〜
ガス導管工事での取り組み
 新型仮埋め戻し材「ECOボール」の使用など、掘削土やアスファルト・コンクリートの減量化に努めています。
 また、掘削土は埋め戻し、改良土・再生路盤材の利用拡大などの3Rを推進しています。
 2006年度の掘削土の搬出量は42万トンで、これは従来工法を採用した場合の想定搬出量217万トンの約80%を減量したことになります。これにより、掘削土を運ぶ車輌の使用も減り、CO2やNOxの排出も抑制しています。
短期間に同一箇所を再掘削するときに使用する「ECOボール」
廃ガス管は100%リサイクル
 ガス導管の埋設工事で発生する廃ガス管は、1999年度以降、100%再資源化しています。
 鋼管・鋳鉄管は素材として、ポリエチレン(PE)管は、ガスメーターの説明ラベルなどのガス事業部材や文具品の原材料として再資源化されます。リサイクル製品の手提げ袋や書類ホルダー、ボールペンなどは、グリーン購入の一環として、社内で積極的に使用されています。2006年度は合計124トンが再資源化されました。
廃PE管リサイクル製品
使用済みガス機器もお客さまから回収してリサイクル
 お客さまの買い換えやガス工事、リフォーム工事などで発生する使用済みガス機器や廃材を回収し、再資源化する独自のシステム(SRIMS)を1994年から運用しています。このシステムでは、新品のガス機器や配管材料を協力企業に配送しながら廃棄物の回収も行うため、環境負荷の低減とコストの削減を両立させています。2006年度は、8,104トンの廃棄物を回収し、7,631トンを再資源化しました。
使用済み征服(作業服)のリサイクル
 当社の作業服は、業務の性質上、難燃素材が用いられているため、リサイクルが困難で、ほとんどは廃棄処分されていました。
 しかし、資源の有効利用のためにリサイクルを検討した結果、セキュリティを確保したうえで、2004年度にフェルトメーカーに製品原料として供給する仕組みを構築することができました。2006年度は、約3,600着の使用済み作業服が、主に自動車内装材(吸音材、緩衝材)にリサイクルされました。
作業服リサイクルで得られた自動車内装材
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"たまみのちょっと教えて!!" 生ごみをお茶畑の肥料にリサイクル。水の循環利用にも取り組んでいます。
Q: 東京ガスのリサイクルへの取組みについて
A: エネルギー事業者として、ガス供給分野やお客さま先でのリサイクルに積極的に取り組んでいるほか、一企業として、社内のごみの徹底分別とリサイクルも実行しています。
Q: 社内のリサイクルで、ユニークな取組みは?
A: 社員食堂で行われている生ごみのリサイクルや、水の循環利用が挙げられます。社員食堂から出た生ごみは、ガス式生ごみ乾燥機などで処理され、肥料原料としてリサイクルされています。
東京ガス(株) 環境部
高島 佳香
生ごみ処理機から処理済の肥料原料を取り出している様子
お茶畑(イメージ)
Q: 生ごみの量は?
A: 東京ガス全体で約70トンで、2007年度上期(4月〜9月)には、そのうち約70%をリサイクルしています。
Q: どんな処理をしているのですか?
A: ガス式生ごみ処理機を導入している事業所では、毎日数回に分けて処理をします。乾燥には約5時間かかります。生ごみの量と乾燥後の量は、毎日きちんと記録しています。乾燥すると乾燥前の1/4〜1/5に減量することができます。
Q: 乾燥後はどうなるのですか?
A: 一部の事業所では、お茶畑の肥料として使っています。そこで収穫されたお茶を購入して、社員食堂で飲んでいます。
Q: 水の循環利用については?
A: 水も大切な資源です。東京ガス本社のある浜松町ビルでは、厨房排水や洗面・雑排水などを地下2階にある中水設備で処理し、毎年4万m3の中水をトイレなどに利用しています。
Q: 中水とは?
A: 上水道、下水道という言葉はよく耳にします。中水とは、上水と下水の中間の水のことです。普通は上水道からでてくる水道水を生活用水として利用し、下水道に放流します。上水として生活用水に使った水を下水道に流すまでにもう一度再利用するとき、中水という言葉を使います。
Q: 中水利用のメリットは?
A: 「水資源を無駄にしない」ということです。何もしなければそのまま使われずに下水となりますが、中水として処理することにより、もう一度利用できます。
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