「もうちょっと寝ていたい……」、そんな気持ちを引きずりながら朝起きる人は多いのではないでしょうか? そんな時に効果が高いのが朝のシャワーです。
東京ガス都市生活研究所では、気分測定手法MOOD*を用いて、朝シャワーを浴びた場合の目覚め効果を「爽快得点」「疲労得点」により評価しました。その結果、朝シャワーを浴びた場合の目覚めの効果は、「何もしない時」「コーヒーを飲んだ時」よりも大きいことがわかりました。
この調査は、起床直後の得点と、家を出る前に再度測定した得点との差により効果を評価したものですが、朝シャワーを浴びた場合の「爽快得点」の増加量は、起床時の得点に対し33%も増加しており、「何もしない時」の11%増、「コーヒーを飲んだ時」の16%増と比べても顕著な差となって現れました。
さらに「疲労得点」の減少量についても、起床時の得点に対し「何もしない時」の8%増、「コーヒーを飲んだ時」の17%増と比べて、「朝シャワーを浴びた時」は25%と大きく上昇しました。
つまり、朝シャワーを浴びることは、朝のコーヒーよりも手早く目覚めの効果が実感できると言えるのです。
*坂野雄二氏らが開発した気分測定手法。「緊張と興奮」「爽快感」「疲労感」など5つの因子により構成されている。
出典論文:新しい気分調査票の開発とその信頼性・妥当性の検討 心身医学(34)1994年(坂野雄二 他 7名)