|
<日本のエネルギー使用量>
戦後、日本はめざましい復興を遂げました。とくに1950〜1970年代にかけては社会の変化が大きく、「高度経済成長期」と呼ばれています。その間の国全体のエネルギー消費量も増え続け、1953〜1973年の20年間で7倍にもなりました。しかし、1973(昭和48)年、1979(昭和54)年の2回の石油危機(石油ショック)で石油価格の高騰と供給不安を経験したことで、日本のエネルギー消費の構造は大きく変化しました。
産業部門では、輸出製品の価格上昇を抑えるため工場での消費エネルギーの効率化が図られるようになりました。また、鉄鋼業など大量のエネルギーを消費する産業から、エネルギー消費が少ない加工・組立工業や情報産業へのシフトが進んだこともあり、1973年以降、産業分野でのエネルギー消費はほとんど増えていません。一方で、その後のエネルギー価格が低下したこと、快適さや利便性を追求するライフスタイルが浸透したことにともなって、家庭やオフィスなどの民生部門でのエネルギー消費量が増加。さらに、自家用車台数も増加の一途をたどってきたことから、運輸部門でのエネルギー消費も増え続けました。
その結果、2010(平成22)年の日本全体のエネルギー消費量は1973年の約1.3倍に拡大しました。
|