食彩辞典

エコ・クッキング的食彩辞典

トマト英:tomato



  • トマト
  • 食卓に鮮やかな彩りを添えてくれるトマト。生食でも調理してもおいしくいただけるこの赤い野菜は、今や毎日のごはんに欠かせない存在です。原産地はペルーのアンデス高原。メキシコを征服したスペイン人によって16世紀ヨーロッパへもたらされました。当初は観賞用植物であり、食材として欧米に普及したのは19世紀以降。日本には17世紀はじめごろ観賞用として渡来。独特の風味に日本人がなじめず、はじめはなかなか普及しませんでした。一般的な野菜となったのは第二次世界大戦後。 通年出回りますが、旬は7月と8月の夏野菜です。
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  • 旬のグラフ
  • 旬のグラフ
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トマトの産地・収穫期


トマトの生産出荷ベスト3



  • トマト
  • ナス科トマト属
    トマトは、レッド系とピンク系に大別されますが、日本で生食用に流通しているもののほとんどがピンク系です。最も多く出回っている品種は「桃太郎」。完熟、あるいは完熟に近い状態で収穫・出荷されるため、味に定評があります。
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ピンク系

完熟、あるいは完熟に近い状態で収穫・輸送の可能な「桃太郎」の登場で、味わいが飛躍的にアップ。トマト人気が高まりました。高い糖度と絶妙な酸度、安定したおいしさで消費量をのばしています。それまでのピンク系品種は果肉がやわらかく輸送が難しかったため、青い状態で収穫、輸送中に追熟させる方法をとっていました。


レッド系

果皮が濃い赤色をしており味も濃厚ですが、皮や実がかたく独特のトマト風味や酸味が強いため、加工用に使われることが多い品種です。加熱料理してトマトを食べることの多い欧米ではレッド系が主流。輸入もののトマト缶によくある長細いトマトは「サンマルツァーノ」。加熱によりそのおいしさを増しています。


ファーストトマト

先端のとがっているトマト。果肉が多く、種まわりのゼリーが少ない。秋冬に流通します。


ミニトマト

栄養価が高く、さらに糖度も高くおいしい。料理やお弁当などのアクセントにもなるので年々需要が増えています。赤色や黄色があります。


フルーツトマト

特定の品種を指すのではなく、糖度7〜9の甘みの強いトマトの総称です。(通常のトマトは糖度3〜4)。


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エコ・クッキング的「一物全食」指南


「一物全食」とは、ひとつの食材をまるごと食べましょうという薬膳の考え方です。
野菜や果物は皮に近い場所ほどカロチンなどの成分が豊富だといわれていますから、 栄養を余すところなくいただけますし、エコ・クッキング的にも食材をムダにしない上手な食べ方です。


選び方

濃く鮮やかに色づいているものが完熟の証拠。トマト独特のおいしさが味わえます。実はしまり、果肉が詰まったずっしりと重いものが良品。多少のキズは味に影響ありませんが、皮が全体にゆるんでいたり、色にムラがあったりするものは避けましょう。


保存方法

鮮度のよいものは冷暗所常温で1週間くらい日もちします。完熟したものはポリ袋に入れ冷蔵庫で保存。2〜3日で食べきりましょう。冷凍も可能。皮のまま冷凍し、使用するときに水につけると皮がするりとむけます。煮込みやソースに利用できます。


栄養価

赤みの色素はリコピン。抗酸化作用、がん予防や老化抑制に注目が集まっています。免疫機能を高め、皮膚や目、消火器官の粘膜を強化してくれるカロチンをはじめ、コラーゲンの生成を助けるビタミンCとビタミンH(ビオチン)も豊富。毛細血管を強くして高血圧予防、動脈硬化予防の作用があるルチンも含まれています。


食べ方

生食でも調理しても、おいしく食べられるトマト。生食する場合は切ってそのままおいしくいただけます。トマトのうまみはグルタミン酸で、魚介類や肉類と一緒に煮込むとお互いのうまみを引き出し合う相乗効果が得られるため、煮込みやソースなどの調理もおすすめです。
サラダをはじめ、サンドイッチの具、炒め物、パスタ、煮込みなど、さまざまに楽しめる食材です。


一般的な切り方 実の部分も包丁で切っていませんか? エコ・クッキング的切り方 包丁でヘタの部分のみ切り取ります



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旬の食材でおいしく、エコをしませんか? トマトを使ったエコ・クッキングレシピ



  • トマトのスパゲティ
  • トマトのスパゲティ
  • そうめんや中華麺にもあう夏らしいサッパリソース
    和えるだけの手軽さもうれしい
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  • おいしい小ネタ(1)
  • 「悪魔の実」から「黄金のりんご」へ
  • 「悪魔の実」から「黄金のりんご」へ[出典:食彩の王国
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  • 今ではポピュラーな食材となったトマト。特にイタリアでは、ニンニク、オリーブオイルとともに日々の暮らしに欠かせないものとなっています。ところが原産地アンデスからヨーロッパに伝わった当初は、この毒々しいまでの「真っ赤」な色合いから「毒がある悪魔の実」と考えられ、長く忌み嫌われていたそう。しかし17世紀、イタリアのナポリが深刻な飢饉にみまわれます。背に腹をかえられない人々はトマトをぱくり!一転、そのおいしさに目覚めたのです。今度はナポリを中心にその人気をヨーロッパ各地へ広げていきました。トマトはイタリア語で「ポモドロ」。その意味は「黄金のりんご」、名誉ある愛称を与えられ、人々に愛されるようになりました。
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  • おいしい小ネタ(2)
  • イタリアにスパゲティナポリタンはない?
  • イタリアにスペゲティナポリタンはない?[出典:食彩の王国
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  • 懐かしい味わいが人気のスパゲティナポリタン。野菜やベーコン、ソーセージなどを具材にトマトケチャップで味付けしたパスタです。イタリア料理店が増え本場のパスタ料理が楽しめるようになった最近の日本でも、根強いファンの多い料理ですね。ところがこのスパゲティナポリタン、イタリアにはないのでご用心。なんと実はアメリカ発祥のパスタなのです。イタリアを思わせるネーミングは、フランス料理でトマトソースを使った料理を「ナポリ風」と呼ぶのを、アメリカ人が引用して「ナポリタン」としたのが始まりなのだとか。地球をぐるり、ぐるりと旅して日本に定着したスパゲティナポリタンは、今日も喫茶店の定番です。
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