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プレスリリース

都市生活レポート「子育てママの地域コミュニティの実態と意識」を発行

東京ガス株式会社
平成29年4月7日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)都市生活研究所は、このたび都市生活レポート「子育てママの地域コミュニティの実態と意識」を発行しました。

都市生活研究所では、2012年より地域コミュニティ研究に取り組んでいます。今回は子育て期において親の手がかかる年齢である「小学生以下の長子」を持つ子育てママを対象に、「日常生活」「近所づきあい」「コミュニティ活動」「コミュニティ活動の場」に関する意識や実態を調査しました。本レポートでは、夫婦共に就労時間週30時間以上の子育てママを「共働きママ」、週30時間未満の子育てママを「非共働きママ」と定義し、就労別、長子の学齢別に、地域の子育て関連施設やサービスへのニーズを明らかにした。

東京ガス都市生活研究所は、1986年に社内シンクタンクとして設立されて以来、生活者の立場から食生活や入浴、家事、室内環境など、エネルギー利用に関わる暮らしのあり方を考え、提言することを目的に研究を行っています。
都市生活レポート「子育てママの地域コミュニティの実態と意識」はホームページより、ダウンロードが可能です。
http://www.toshiken.com/report/community11.html

今回の調査結果のポイント

■子育てママ全体の特徴とニーズ

  • 小学生の子供を持つママは、子供の防犯に関する不安が高まる。
  • 子育てママは「何かあった時に子供が近所の人に助けてもらえるようにしておきたい」といった意識が強く、子供の安全面を意識した近所との関係づくりを行っている。
  • 子育てママが現在参加しているコミュニティ活動は、幼稚園や小学校などの子供を介したコミュニティ活動が中心になっている。
防犯面において、子供の安全を担保できる地域サービスのニーズが高まると思われる。

■共働きママの特徴とニーズ

  • 共働きママは子育て関連施設やサービスの利用率が非共働きママに比べて高い。
  • 共働きママは、子供の居場所に加えて、提供サービスの質を求めている。例えば、「学童の育成時間延長・土曜休日育成」や、「子預け+勉強をみる」といったサービス付き子預け施設を求める声が多い。
子供の小学校入学前に、“放課後の過ごし方”について不安が高まる共働きママに対して、子供の居場所の確保はもちろん、“提供サービスの内容”や“質”を追求するサービスが有望と思われる。

■非共働きママの特徴とニーズ

  • 未就園児を持つ非共働きママでは、「子供と自分だけの空間に閉そく感を感じる」人が約6割にのぼる。
  • 共働きママに比べて「立ち話・世間話ができる程度」「相談・お願いごとができる程度」の近所づきあいが活発である。
  • 未就園児を持つ非共働きママは、子育て関連施設やサービスの利用率が共働きママに比べて低いが、「子ども家庭支援センター」「保育園の一時預かり」の今後の利用意向は高い。
非共働きママは、初めての子育てに対する不安を抱えており、子供と二人だけの空間に閉そく感を感じている。子育ての不安を地域とのつながりで解消するサービスが有望と思われる。

調査概要

■定性調査
調査方法 グループインタビュー調査
調査時期 2016年6月下旬~7月上旬
調査対象 一都三県在住 25~49歳 既婚女性
夫婦と子供(長子・小学生まで)から成る世帯
回答者数 36名
■定量調査
調査方法 インターネット調査
調査時期 2016年9月下旬~10月上旬
調査対象 一都三県在住 25~49歳 既婚男女
夫婦と子供(長子・小学生まで)から成る世帯/夫婦2人世帯
回答者数 1,785名

■関連レポート

「子育てママの食事情2016」
(2016年12月発行) ※ホームページよりダウンロードが可能です。
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