東京ガス株式会社 平成29年2月15日 広報部
東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)と東京ガスの100%出資子会社である東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(社長:野畑 邦夫、以下「TGES」)を中心に官民連携で構築した、「田町駅東口北地区におけるスマートエネルギーネットワークによる省エネまちづくり」が、平成28年度省エネ大賞※(省エネ事例部門)の「経済産業大臣賞(共同実施分野)」を受賞し、本日、表彰式が行われました。 なお、今回の受賞は、東京ガスをはじめ、TGES、株式会社日建設計、株式会社NTTファシリティーズ、株式会社日本設計、株式会社日建設計総合研究所、港区、社会福祉法人恩賜財団母子愛育会総合母子保健センター愛育病院の共同受賞となります。
東京ガスグループは「チャレンジ2020ビジョン」で掲げた、地域全体でエネルギーを賢く使う「地域のスマート化」を田町駅東口北地区で具現化し、他の地域への展開を積極的に行ってまいります。
このたびの受賞は、2007年10月に港区が策定した「田町駅東口北地区街づくりビジョン」に基づき、需要側(愛育病院、みなとパーク芝浦)と供給側(第一スマートエネルギーセンター)が一体となり、高効率なエネルギー利用と都市機能の高度化の両立を図った街区作りに取り組み、継続的な省エネ活動を行ったことなどについて、高い評価をいただいたものです。
当地区は、2007年10月に港区が策定した「田町駅東口北地区街づくりビジョン」に基づきまちづくりが進められている地区です。地区の東側に位置する「くらしの拠点ゾーン(Ⅰ街区)」と西側に位置する「新たな都市の拠点ゾーン(Ⅱ‐2街区)」の大きく二つのゾーンに分けられており、段階的に開発が進められています。 今回受賞対象となった先行開発地区のⅠ街区では、TGESが運営する第一スマートエネルギーセンターを中心に、みなとパーク芝浦や愛育病院等の各施設を熱と電気、情報のネットワークで連携したスマートエネルギーネットワークを構築し、官民が連携して「低炭素で災害に強いまちづくり」をコンセプトにまちづくりを進め、運営が始まっています。 これにより、地区全体の一次エネルギー消費量を平成25年省エネ基準相当の建物群と比較して、40%削減(2015年度実績)しています。 また、現在、Ⅱ‐2街区でも第二スマートエネルギーセンターを建設中であり、第二スマートエネルギーセンターが竣工した際には両スマートエネルギーセンターを連携し、地区全体でさらなる省エネ・低炭素化を図っていく予定です。 なお、都市再開発エリアでスマートエネルギーネットワークを構築したのは日本で初めての事例です。