東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)は、2016年1月29日~2月2日に、東京ガス契約者812名を対象にガスメーターの復帰操作の認知度などについて、インターネット調査を実施しました。その調査により、ガスメーターの復帰操作について、若年層の認知度が低いことが明らかとなり、また東日本大震災直後と比べ認知度が低下している可能性が示唆されました。
ガスメーターは安全を確保するため、震度5程度以上の揺れを感知したときなどにガスの供給を自動的に停止し、安全確認後、お客さまの簡単な復帰操作によりガスの供給を再開することができます。今回の調査によると、(1)全体では67.5%の方が「ガスメーターが自動的にガスを止めることを知っている」と回答しましたが、10代では46%、20代では38.1%となりました。(2)「ガスメーターの復帰操作」について聞いたところ、「自分でできる」と回答した方が全体では59.2%、10代では26.9%、20代では31%となりました。(3)「ガスメーターの設置場所の認知度」については、「知っている」と回答した方が全体では81.8%、10代では49.2%、20代では53.6%となりました。上記(1)(2)(3)から若年層ほど認知度が低いことが明らかとなりました。
また、今回の調査では、「ガスメーター復帰操作を知っている」と回答した方が69.2%でした。弊社では東日本大震災の3ヶ月後(2011年6月)にも同様の調査※を行っており、当時「震災前から、復帰操作をしてガスが使えるようになることを知っていた」と回答した51.4%の方、「震災前は知らなかったが、今は復帰操作ができることを知っている」と回答した26.4%の方をあわせると、「復帰操作を知っている」と回答した方は77.8%でした。このことから東日本大震災により、認知度が高まったものの、震災から5年が経過する中で、再び低下している可能性が示唆されました。
弊社は、今後もガスメーターに関する情報等について、ガス使用開始時の説明やホームページ、さらにはFacebook等で発信し、お客さまに安心してガスをお使いいただけるよう努めてまいります。
何卒、ご協力くださいますよう重ねてお願いいたします。
同様の調査※ |
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東日本大震災の3ヶ月後(2011年6月)に東京ガス契約者1,240名を対象に実施したインターネット調査です。 |
記
【東京ガスからのお知らせとお客さまへのお願い】
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1. ガスメーター復帰操作の確認のお願い |
ガスメーターの復帰操作はお客さまご自身で簡単に行えます。発災直後は電話がつながりにくくなることもあることから、震度5程度以上の揺れを感知する等でガスの供給が停止し、ガスメーターの赤いランプが点滅していたら、ガス臭くないことを確認したうえで、下記の手順で復帰操作をお願いいたします。
但し、ガスの臭いがする時は、ガス機器の使用をやめ、窓や戸を開け空気を入れ替えて下さい。その際、スイッチから火花が飛ぶ恐れがありますので、照明や換気扇など電気器具のスイッチには絶対に触れず、ガス栓を閉め、直ぐにガス漏れ通報専用電話にご連絡ください。
<ガス臭くない時>
一般的なタイプの復帰手順(NB、JB、KB、LB、AB型)
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2. ガスメーター設置場所の確認のお願い |
ガスメーターの設置場所を予めご確認いただいていると、復帰操作がスムーズに行えます。集合住宅の場合ですと、玄関の脇のボックス内に電気や水道メーター等とともにガスのメーターが収納されていたり、建物の側面に複数並列して設置されたりしています。また、戸建住宅の場合ですと、屋外・玄関付近の外壁に設置しておりますので事前にご確認ください。

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【別表】ガスメーターに関する調査 |
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(調査期間:2016年1月29日~2月2日、調査方法:インターネット調査、回答者数:東京ガス契約者812名)
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ガスメーター自動遮断の認知度 |
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ガスメーター復帰操作の認知度 |
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ガスメーター設置場所の認知度 |
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ガスメーター復帰操作の認知度 |
(調査期間:2016年1月29日~2月2日、調査方法:インターネット調査、回答者数:東京ガス契約者812名)
(調査期間:2011年6月3日~6日、調査方法:インターネット調査、回答者数:東京ガス契約者1,240名)
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