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都市生活レポート「70代シニアの地域コミュニティの実態と意識」を発行

東京ガス株式会社
平成27年8月27日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)都市生活研究所は、このたび都市生活レポート「70代シニアの地域コミュニティの実態と意識」を発行しました。

都市生活研究所では、2012年より新たなテーマとして「コミュニティ研究」に取組んでいます。人と人、人と社会の繋がりが一層重要になると予測される今後の社会を見据え、地域社会・まち・コミュニティに関わる生活の意識・実態を把握し、コミュニティニーズを明らかにする研究を行っています。

今回は、超高齢社会を迎え、シニアが地域で過ごす時間が長くなることから、重要になると予想される地域コミュニティの意識と実態について調査を実施しました。主に今後増加傾向にある単身世帯と、現在の構成比が最も高い夫婦2人世帯の動向に着目し、「日常行動」「人との交流」「コミュニティ活動」の3つの視点から、50~60代との比較を行うことによって、70代シニアの実態・意識とニーズの特徴を明らかにしました。

東京ガス都市生活研究所は、1986年に社内シンクタンクとして設立されて以来、生活者の立場から食生活や入浴、家事、室内環境など、エネルギー利用に関わる暮らしのあり方を考え、提言することを目的に研究を行っています。

都市生活レポート「70代シニアの地域コミュニティの実態と意識」はホームページより、ダウンロードが可能です。
 http://www.toshiken.com/report/community05.html

今回の調査結果のポイント

■70代シニアの日常行動の特徴と意識

  • 散歩や運動を週1日以上行う人が多く、健康への意識が高い。
  • 「常に何かを学び続けたい」との回答が6割を超えており、学習意欲が旺盛。
  • 夫婦2人世帯は、散歩や買い物を夫婦一緒に行う人が減少。「夫にはできるだけ外に出かけてほしい」と考える女性が約7割にのぼる。

■70代シニアの人との交流実態と意識

  • 地域内での友人・知人との交流頻度が高い。近所付き合いを“セーフティネット”としたい意識が高まっており、特に女性で高い。
近所付合いへの意識(「あてはまる」+「ややあてはまる」)
  • 「会社の同僚・元同僚」との交流は少なく、「趣味・スポーツを通じた友人」や「近所の同世代の人」「近所の世代が異なる人」といった「近所の人」との交流が多い。
  • 非同居家族との交流が活発になる一方で、“自分優先”志向が強まる。

■70代シニアのコミュニティ活動の実態と意識

  • 「自治会・町内会」は3割超、地域内・地域外の「趣味サークル」「運動・スポーツサークル」には2~3割が参加している。単身世帯に比べ、夫婦2人世帯は「自治会・町内会」への参加率が高い。
  • 最も参加ニーズが高い地域内コミュニティ活動は「趣味サークル」。
  • 最も大切にしているコミュニティ活動は、「自治会・町内会」、地域内の「運動・スポーツサークル」「趣味サークル」。地域外よりも地域内のコミュニティ活動の重要度が高い。

■70代シニアの世帯別のコミュニティに関する特徴とニーズ

調査概要

■定性調査

調査方法 インタビュー調査
調査時期 2014年8月
調査対象 一都三県在住(東京、神奈川、千葉、埼玉)70代男女:計12名
単身男性:3名、単身女性:3名、夫婦2人世帯男性:3名、夫婦2人世帯女性:3名

■定量調査

調査方法 郵送調査(70代)+インターネット調査(50~60代)
調査時期 2014年11~12月
調査対象 一都三県在住(東京、神奈川、千葉、埼玉)50代~70代男女:計900名
単身世帯/夫婦2人世帯/その他世帯に分け、性年代別10歳刻みで各50名

■関連レポート

「戸建住宅居住者の地域コミュニティの実態と意識」
2014年12月発行
http://www.toshiken.com/report/community04.html
※ホームページよりダウンロードが可能です
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