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ミサワホーム株式会社の「エムスマートシティ熊谷」における
家庭用燃料電池「エネファーム」と「停電時発電機能」オプション品
の全戸採用について

 

東京ガス株式会社
平成26年8月27日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:広瀬道明、以下「東京ガス」)が販売する家庭用燃料電池「エネファーム」と「停電時発電機能」オプション品が、ミサワホーム株式会社(社長:竹中宣雄、以下「ミサワホーム」)が本日街びらきをした「エムスマートシティ熊谷」において、全73戸に採用されます。
新築戸建分譲住宅の全戸に「エネファーム」と「停電時発電機能」オプション品が採用されるのは、東京ガス管内で初めてとなります。

「エネファーム」は、分散型エネルギーシステムとして、省エネ・省CO2といった環境性に加え、社会的ニーズの高まっているエネルギーセキュリティの向上や、電力ピークカットに貢献することができます。「エムスマートシティ熊谷」は、「先進の省エネ性能を誇るミサワホームの住まいで、これからの低炭素社会に向けた省CO2となる街」をコンセプトに掲げ、「万が一の災害時にも生活が持続可能な機器を搭載する、ゼロエネルギー・ゼロ災害の街」を目指しており、「エネファーム」と「停電時発電機能」オプション品はそのコンセプトに欠かせない設備として、全73戸に採用されることになりました。

「エムスマートシティ熊谷」は、快適で省CO2の街を実現する全73戸のスマートタウン計画です。打ち水効果を高めた独自のパッシブクーリングアイテムでクールスポットや風の通りをつくるなど、街全体を「微気候デザイン」でランドプランニングするとともに、各住戸においては「エネファーム」の他にも、全戸に太陽光発電システムやHEMS、EV充電用外部コンセントを設置するほか、通風・排熱を促すプランニングでゼロエネルギー住宅を目指しています。これらの提案が評価され、熊谷市がその地域特性を活かすべく推進する「熊谷スマートタウン整備事業」や、国土交通省が推進する「平成25年度第2回住宅・建築物省CO2先導事業」にも採択されています。

東京ガスは、今後も「エネファーム」の普及を通じて、お客さまの快適な暮らしと地球環境の保全、電力ピークカットなどに貢献してまいります。

参考

家庭用燃料電池「エネファーム」について

「エネファーム」は都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、発電した電気は家庭内で利用します。その際に出る熱も給湯に利用します。電気をつくる場所と使う場所が同じであるため送電ロスがなく、また発電時に出る熱を無駄なく活用できる環境に大変やさしいシステムです。火力発電所からの電気と都市ガス給湯器からの給湯を行なう方式※1と比べ、定格発電時にCO2排出量を約49%削減、一次エネルギー消費量を約37%削減できます※2。また、年間の光熱費を約5~6万円節約、年間のCO2排出量を約1.3トン削減できます※3

※1: 電気は火力発電所から供給し、熱は東京ガスが供給する都市ガスを使用する方式です。
※2: 定格運転時の発電量(0.75kWh)と熱回収量(1.08kWh/約37L・40℃)を、従来の火力発電所からの電気と、都市ガス給湯器からの給湯を行なう方式でまかなった場合との比較です。
※3: 試算条件は、下記のとおりです。
●一戸建(延床面積 120m2)4人家族を想定。●年間負荷/給湯:14.7GJ、風呂保温:1.6GJ、調理:2.2GJ、冷房:8.3GJ、床暖房:9.0GJ、エアコン暖房:4.6GJ、照明他:17.9GJ。●CO2換算値/都市ガス:2.29kg-CO2/m3、電気:0.69kg-CO2/kWh。●一次エネルギー換算値/電気:9.76MJ/kWh、ガス:45MJ/m3、給湯暖房効率:80%。●ガス料金/従来システム:「暖らんぷらん」適用、エネファーム:「エネファームで発電エコぷらん」適用。●電気料金/従来システム、エネファームともに従量電灯B適用、契約アンペア40A。

「エネファーム」の商品外観

「停電時発電機能」オプション品について

停電発生時点でエネファームが発電している場合に限り、停電時、700W以下の電力を最長約4日間(96時間)、停電時専用コンセントを通じて、使用することが可能です。

・停電時に「エネファーム」を発電させるには、都市ガスと水道が供給状態である事が必要です。

・使用電力の合計が上限になると、一旦発電を休止し発電再開を何回か繰り返しますが、電気機器の使用電力を減らすと供給を再開します。

・貯湯ユニットがお湯で満たされると、通常発電時と同様に「エネファーム」は停止します。それを回避するために停電時の排熱処理として浴槽への自動排水動作(たし湯)を設定できます。

「停電時発電機能」オプション品の商品外観

前面パネルを閉じた状態 前面パネルを開いた状態
(正面) (側面) (正面)

「エムスマートシティ熊谷」概要

●所在地:埼玉県熊谷市別府五丁目185番他
●交通アクセス:JR高崎線「籠原」徒歩13分
●総区画数:73区画(ほか集会所1戸)
●構造・工法:木造2階建(木質パネル接着工法)
●土地売主:ミサワホーム株式会社
●設計施工・販売代理:ミサワホーム西関東株式会社

以上
 
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