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マレーシアにおけるエネルギーサービス事業を展開するための合弁会社を設立

東京ガス株式会社
株式会社エネルギーアドバンス
平成26年2月24日

 

東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)の100%出資子会社である株式会社エネルギーアドバンス(社長:圓角 健一、以下「エネルギーアドバンス」)は、2月24日、ガスマレーシア社と共同で、マレーシアにおけるエネルギーサービス事業を展開するための合弁会社、GAS MALAYSIA-ENERGY ADVANCE Sdn. Bhd.(ガスマレーシア・エネルギーアドバンス社、以下「新会社」)の設立に関して、契約を締結しました。
新会社は、資本金4百万マレーシアリンギット(出資比率:エネルギーアドバンス34%、ガスマレーシア社66%)で、3月に設立する予定です。

新会社は、エネルギーアドバンスが日本で培ってきたガスコージェネレーションシステムを核としたエネルギーサービス事業に関する営業・運営ノウハウと、ガスマレーシア社が持つ、マレーシア国内のガス供給事業における供給インフラや顧客基盤を活かし、同国におけるエネルギーサービス事業を展開します。日系企業を含めた現地の工場等をターゲットに、幅広く顧客獲得を行い、事業拡大を図ってまいります。

東京ガスは、マレーシアにおいて、同国初の都市ガス事業会社であるガスマレーシア社を、国営石油会社であるペトロナス社等とともに1992年5月に設立するとともに、事業立ち上げ時には、ガス事業運営に関する豊富な経験や技術、ノウハウ等を提供いたしました。以降、ガスマレーシア社は、安定した操業と成長を続けており、環境に優しい天然ガスの安定供給・普及促進を通じ、同国の持続可能な開発に貢献しています。東京ガスは、子会社を通じて、現在ガスマレーシア社の株式の14.8%を保有しています*1

また、マレーシアは、工業化の進展や豊富な天然資源を背景に、経済が堅調に推移しており、今後も電力・ガスの旺盛なエネルギー需要とともに、日系企業による工場や商業施設の立地など、さらなる進出が見込まれています。

このような中、「チャレンジ2020ビジョン」でエネルギーサービス事業の海外展開を進めている東京ガスグループと、新たな顧客サービスの提供を通じてガス供給事業の基盤拡充を目指すガスマレーシア社との意向が合致し、このたびの契約締結に至ったものです。本件は、東京ガスグループにとって、ブラジルに次ぐ2例目の海外エネルギーサービス事業への参画となります。

東京ガスグループは、今後もグループの強みを活かせる天然ガスをコアとしたエネルギーサービス事業の海外展開を進め、新興国の省エネ・省CO2や、日本企業の海外事業展開等に貢献してまいります。

*1…Tokyo Gas-Mitsui & Co Holdings Sdn.Bhd(東京ガス三井:東京ガス株式会社の100%子会社Tokyo Gas International Holdings B.V が80%出資)が18.5%出資している。

新会社の概要

会社名 GAS MALAYSIA-ENERGY ADVANCE Sdn. Bhd.
設立時期 2014年3月(予定)
本社所在地 マレーシア国セランゴール州
資本金 4百万マレーシアリンギット
資本構成
エネルギーアドバンス 34%
ガスマレーシア 66%
事業内容 エネルギーサービス事業

エネルギーアドバンスについて

会社名 株式会社エネルギーアドバンス
設立時期 2002年7月1日
本社所在地 東京都港区海岸1-5-20東京ガス浜松町本社ビル21階
社長 圓角 健一
資本金 30億円
資本構成 東京ガス株式会社 100%
事業内容 オンサイト・エネルギーサービス事業
地域エネルギーサービス事業(地域冷暖房事業)
コージェネレーション設備工事・メンテナンス事業
グリーン・ビジネスの事業化

エネルギーサービスについて

  • エネルギーサービスとは、お客さまのエネルギーに関する様々な問題を解決するため、ガスコージェネレーションシステムやボイラ、空調、水処理などの設備によって作り出した熱や電気等をワンストップで効率的に提供するサービスです。
  • 本件におけるエネルギーサービスは、お客さまの敷地内に、ガスコージェネレーションシステムやボイラなどのエネルギー発生設備を設置し、お客さまの需要に適した熱や電気等のエネルギーをその場で製造・供給する「オンサイト・エネルギーサービス」です。最適システムの設計、施工、燃料調達、設備のメンテナンスに至るまで、一括して新会社が担い、お客さまからはエネルギーサービス料金を徴収します。
  • お客さまにとっては、省エネ・省CO2・省コストにつながる最適なシステム設計が実現できる、新たな設備投資が不要になる、エネルギーサービス料金として費用を平準化できる、メンテナンス等の手間を省力化できる等のメリットがあります。
  • エネルギーアドバンスは、2002年の会社設立以来、エネルギーサービス事業に取り組んでおり、日本国内での事業件数は2013年度末(2014年3月末)に約500件に達する見通しです。
以上
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