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都市生活レポート「子育てママの時短・省手間」を発行

東京ガス株式会社
平成24年10月15日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)都市生活研究所は、このたび都市生活レポート「子育てママの時短・省手間」を発行しました。

都市生活研究所は、1986年に社内シンクタンクとして設立されて以来、生活者の立場から食生活や入浴、家事、室内環境など、エネルギー利用に関わる暮らしのあり方を考え、研究をおこなっています。
近年、共働き世帯が増加していますが、都市生活研究所の調査からは、妻の職業に関わらず、妻の家事の時間が減少していることが明らかになっています。※1
※1: 都市生活レポート「家事分担の意識と現状2011」(2011年6月)
2002年と2010年の「家事時間」の差(減少率/平日)
専業主婦 15%、パート・アルバイト13%、フルタイム4%、自由・自営業 15%

実際に、「すすぎ1回の洗濯用洗剤」「お掃除ロボット」など、家事の時間の短縮(時短)や手間を省くこと(省手間)ができる商品やサービスが注目をあびています。
家で家事を主として担当する既婚女性の中でも、最も「時短」「省手間」を望んでいる※2、20〜40代の子育て中の女性にスポットをあて、「時短」「省手間」の意識と実態を明らかにしました。
※2: 「20〜40代 末子が小学生以下」で「生活全般において、時短を意識したい」と答えたのは59.6%と最も高い。

都市生活レポート「子育てママの時短・省手間」はWEBよりダウンロードできます。
 http://www.toshiken.com/report/

結果の要約

■「週30時間以上働いているかどうか」で、時間に関する意識が異なる
「今現在、時間的に満足している」の質問に対し、週30時間以上の就業時間の既婚女性の約半数が「あてはまらない・ややあてはまらない」と答えている。また、週労働30時間は厚生年金保険・健康保険の被保険者の条件のひとつの目安になっている。
本研究では、下記のように定義し、それぞれの意識と実態を明らかにした。
「子育てママ」:20〜40代で末子が小学生以下の女性
「共働きママ」:20〜40代で末子が小学生以下の女性で、週に30時間以上働いている
「非共働きママ」:20〜40代で末子が小学生以下の女性で、働いていない、または週に30時間未満働いている

■共働き・非共働きの「子育てママ」に共通しているのは、家事や育児に忙しく、家事の時間や手間を省きたいと考えているが、母として「子どもの将来のために、ここだけはゆずれない」という部分も持ち合わせている点である。また、母の役割をこなすだけではなく、妻や女としての自分も大切にしており、家族や自分のための時間を増やしたいと感じている。

■「共働きママ」は「時間の短縮」と「家事の分担」を重視している。
自分の時間も育児・子育ての時間も増やしたい、また、家事をしている時間も家族とコミュニケーションをとりたいと考えている。「時間の制約」があり、「疲れている」ため、「料理(食事の用意)」「洗濯」「掃除」の家事全般において時間や手間を省きたいと考えている。
また、生活全般においても、移動時間や買い物、仕事の時間を短縮したいと考えており、家事を分担したいと考え、4割が分担を実施している。

「料理(食事の用意)」については、「スーパーの惣菜を購入」(33.5%)、「数回分まとめて作る」(20.4%)割合が高く、料理の回数をカットしている。
「洗濯」「掃除」については、配偶者の協力で時間や手間を省き、衣類乾燥機、お掃除ロボットなどの利用意向、関心が高い。

■「非共働きママ」は「節約(経済性)」を重視している。
経済的なゆとりを求め、自分のための時間を増やしたいと考えている。家事は自分の仕事と考えているが、家事の時間や手間はできるだけ省きたいと考えている。家計管理の意識が高いせいか、「料理(食事の用意)」「洗濯」「掃除」の家事全般において「節約」を重視している。

「料理(食事の用意)」については、食費や光熱費の節約を重視し、「段取りよく」(43%)「複数の料理を並行調理」(42.3%)など、手順や方法を工夫している。また、レトルトのルーやソースの使用(37.9%)など家庭でひと手間かけて完成する食材も活用している。
「洗濯」「掃除」については、光熱費の節約をしたいので、時間や手間を省きたいと考えている。

調査概要

■定量調査(1)
・調査対象:20〜69歳の女性 1,800名
・調査地域:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
・調査方法:インターネット
・調査時期:2011年8月12日〜21日
■定量調査(2)
・調査対象:20〜69歳の女性 1,900名
・調査地域:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
・調査方法:インターネット
・調査時期:2012年1月20日〜23日
■定性調査(1)プレヒアリング
・調査対象:20〜40代の女性 13名
・調査時期:2011年6月〜7月
■定性調査(2)インターネットによるミニ調査(自由記述)
・調査対象:20代以上の男女 855名
・調査時期:2011年12月
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