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2012年度入社式における社長祝辞(要旨)

東京ガス株式会社
平成24年4月2日
広報部

 

■「東京ガスグループ・チャレンジ2020ビジョン」に込めた思いについて

   わが国に甚大な被害をもたらした東日本大震災から1年が過ぎました。この間、わが国の社会・経済は急激な情勢の変化にさらされることになりました。
   原子力発電所の事故に伴う電力不足や資源価格の高騰は国民生活に大きな影響を与え、円高も相俟って特に輸出産業は非常に苦しい状況におかれています。
   こうした中にあって、エネルギーの安全かつ安定的な供給、エネルギーコストの低減、地球温暖化問題への対処など、諸課題に対する社会的な要請は、かつてなく強いものとなっています。
   わが国のエネルギー供給の一翼を担う東京ガスグループは、安全性、供給安定性、経済性、環境適合性を兼ね備えた優れたエネルギーである天然ガスの普及・拡大を通じて、こうした社会の要請に応えていくことが自らの重要な責務であると考えます。こうした強い思いと、それを実現するための基本政策として「チャレンジ2020ビジョン」を昨年11月にとりまとめ、これを広く社会に発信いたしました。
   東京ガスは、1969年にLNGを日本で初めて導入して以来、40年以上にわたって、天然ガスの普及・拡大に努めてきました。「チャレンジ2020ビジョン」は、これまで長年にわたり築きあげてきた「LNGバリューチェーン」の付加価値を増大させるとともに、首都圏に留まらず日本全国、海外へエリアを拡大していくことによって、「お客さまの豊かで潤いのある生活」「競争力ある国内産業」「環境に優しい安心できる社会」の実現に貢献していくことを目指したものです。
   世の中が大きく動いていく中で、エネルギー産業の将来について、希望と共に、見通しの不確かさからくる不安を持たれている方もいるかもしれません。東京ガスグループは、国民生活の向上、経済・産業の発展、そして快適な社会の構築に向けて最大限貢献し、その中で自らも成長していく事を目指しています。また、それは世の中から求められていることでもあります。こうした意義ある事業に参画できることに対し、是非とも大きな誇りと強い使命感を持って頂きたいと思います。

■心がけてほしいこと

   1点目は、仕事を進める上で、「謙虚さ」と「熱意」の両者を併せ持つことです。「謙虚さ」とは、素直な気持ちで人の言葉や考えに耳を傾け、歴史上の出来事や社会事象などからも何かを学び取ろうという姿勢のことであり、「熱意」とは、物事を動かし、やりぬこうとする燃えるような意欲のことです。「熱意」なき「謙虚さ」は単なる「消極性」と変わらず、「謙虚さ」なき「熱意」はいたずらな「暴走」を招くことになりがちです。「謙虚さ」と「熱意」の2つがバランスよく備わった社会人になってほしいと思います。
   2点目は、「徹底して自分の頭で考えること」です。外部情報の無批判な受け入れ、人の考えの受け売り、受動的な指示待ちの姿勢では建設的な仕事はできません。自分の目で見て、人の話しをしっかりと聞き、心で感じて、自分の頭で考え抜き、行動することが、仕事だけでなく、一人の社会人としての皆さんを成長させるものと確信しています。

以上

<参考> 平成24年度新入社員数

  平成24年度 平成23年度
大学卒 文系 32(7) 36(5)
理系
(高専卒含む)
66(12) 73(11)
高校卒 155(2) 155(2)
合計 253(21) 264(18)
()内は女子で内数
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