山梨県内における都市ガス事業およびLPガス事業の再編・統合について

　東京ガス株式会社(東京都港区、社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)は、山梨県内で東京ガスグループが行っている都市ガス事業とLPガス事業を再編し、一体運営する新社(社名未定、以下「山梨新社」)に平成21年10月1日をもって統合することを本日決定いたしました。
　なお、山梨新社への統合に際し、帝国石油株式会社^※(東京都渋谷区、社長:椙岡雅俊、以下「帝国石油」)から山梨新社への10%程度の出資を計画しており、今後詳細条件について検討を 行う予定です。
　山梨新社へ統合後は、都市ガスおよびLPガスを供給する地域に根ざしたガス会社として事業を 展開してまいります。

1. 山梨県における東京ガスグループのガス事業
　東京ガスグループは、現在、山梨県内において、都市ガス事業とLPガス事業をそれぞれ独立した事業として展開しております。
　東京ガスは、昭和20年2月に地元の都市ガス会社を買収し、東京ガス甲府支社(山梨県甲府市北口3-1-12、支社長:中村光伸)を設立いたしました。現在、山梨県甲府市、中央市、昭和町で都市ガス事業を行っており、約3万件のお客さまに帝国石油から受け入れた国産天然ガスを 原料とした都市ガスを供給しております。また、東京ガス・カスタマーサービス株式会社甲府事業所(山梨県甲府市北口3-1-12、所長:功刀勝文、以下「東京ガス・カスタマーサービス甲府事業所」)が、都市ガス設備の安全点検、検針などの業務を行っております。
　一方、東京ガスグループのLPガス事業者である昭和物産株式会社(山梨県甲府市若松町5-4、社長:中村光伸、以下「昭和物産」)、東京ガスエネルギー株式会社甲府支社(山梨県甲府市若松町5-4、支社長:不破一哉、以下「東京ガスエネルギー甲府支社」)は、山梨県内の約1万3千件のお客さまにLPガスを供給しております。

2. 山梨新社への統合に至る経緯と目的
　東京ガスは、かねてから、山梨県における地域に根ざしたガス会社のあり方を検討してまいりました。山梨県内における営業力を強化し、迅速かつきめ細かなお客さま対応を効率的な事業運営 体制で推進するため、東京ガスグループが行っている山梨県内の都市ガス事業とLPガス事業を 再編し、両事業を一体運営する山梨新社への統合を本日決定したものです。
　山梨新社は、平成21年10月1日に東京ガス甲府支社が行っている事業を東京ガスから分割し、昭和物産および東京ガスエネルギー甲府支社と統合いたします。あわせて、東京ガス・カスタマーサービス甲府事業所が行う業務についても、山梨新社に移管いたします。これにより山梨新社は、都市ガス事業とLPガス事業を一体運営する地域密着型のエネルギー供給会社となります。
　なお、山梨新社への統合手続きとして、会社法に定める吸収分割により、東京ガス甲府支社を 分割し昭和物産を承継会社といたします。

　東京ガスおよび東京ガスグループは、今後も、地域特性に応じたサービスの向上に努めるとともに、経営の効率化を図り、お客さまや地域社会、株主さまにご満足いただけるよう、さらなる企業価値の向上を目指してまいります。

【参考】新社に関わる各社の概要(お客さま件数、売上高、ガス販売量は平成19年度実績)