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平成18年度 入社式 社長祝辞(要旨)

東京ガス株式会社
平成18年4月3日
広報部

 

 エネルギー業界では規制緩和が進展し、ガス 対 電力 対 石油といったエネルギー間競争に加え、ガス 対 ガス、電力 対 電力といった同じエネルギーでの競争が、ガス会社・電力会社はもとより他業種の新規参入企業も含めた形で熾烈に展開されております。
 しかし、そうした中にあっても、私たちには、全国最大のエネルギー消費地である首都圏を中心に整備されたガスの製造・供給インフラ、1000万件近いお客さまとの業務接点で築き上げた営業力、世界で初めて商品化した家庭用燃料電池に代表される技術開発力、そして安心してガスをお使いいただくための保安・災害対応体制など、他社に負けない大きな強みがあります。しかも、昨今の原油価格の高騰や地球環境問題が喫緊の課題となる中で、私たちの主力商品である天然ガスの持つ優れた環境性、供給安定性、価格安定性などに対する社会的・経済的な期待が急速に高まっており、私たちは大きなビジネスチャンスを迎えようとしています。
 このような我々の強みと天然ガスへの追い風を活かしながら厳しい競争を勝ち抜くために、当社は本年1月に、2010年代を見据えた新しいグループ中期経営計画を策定し、内外に公表いたしました。私は、この新しいグループ中期経営計画を着実に実行できれば、名実ともに総合エネルギー事業のトップランナーとしての磐石な基礎を築き上げられるものと信じております。新入社員の皆さんには、限りない活躍の場があります。今日から、オール東京ガスの一員として、誇りを持って力強く第一歩を踏み出していただきたいと思います。

 さて、ここで当社グループの将来を担っていただく皆さんに、是非とも心がけていただきたいことを3点お話いたします。
 第一に、「社会やお客さまのためにという気概で仕事をしてほしい」ということです。
 それは、仕事のもっとも重要で本質的な目的は、社会やお客さまに役立つ、貢献することにある、ということです。企業が存在価値を認められているのは、社会やお客さまが必要としている商品やサービスを提供しているからです。従って、その企業で働く個々人は、社会やお客さまの目線に立ち、自分の仕事が本当にお客さまの満足する「質」を備えているか、常に振り返ることが必要です。そのような姿勢で仕事に邁進するならば、仕事の成果は社会やお客さまから高く評価されることはもちろん、会社の業績向上にもつながるという好循環が生まれてきます。
 皆さんは、自分は社会やお客さまのために働くのだという気概を持ち、私心を捨て、良い仕事をしようと虚心坦懐に取り組んで下さい。そういう心構えで仕事に取り組むことによって、お客さまから感謝され、そこに働く喜びを感じ、仕事に対する意欲が自然と掻き立てられ、そしてやりがいのある活き活きとした会社生活につながるということを、決して忘れないで下さい。

 第二に、「熱意を持ってチャレンジし続ければ道は開ける」ということです。
 長い会社生活において、常に順風満帆という人は誰もいません。時にはうまく行かなかったり失敗したりすることもあるでしょう。しかし、昨日より今日、今日より明日といった向上心を持って、少しずつでも前進していくことが大切なのです。
 会社での仕事は、関係者を巻き込んだり、新しい創意工夫が求められたり、困難さを乗り越えなければならない場合がたくさんあります。このような壁を突き破るには、まずは熱意をもって事にあたることが何よりも大切です。そうした熱意があるところに知恵が生まれ、人の輪が生まれ、必ず道が開けるのです。そして皆さん自身の社会人、さらには人間としての成長も図られるのであります。
 誠心誠意取り組んだことであれば、たとえ失敗したとしても、それは必ず皆さんの血となり肉となって将来につながります。皆さんには、壁につきあたっても決してくじけずに、また成功した時には謙虚さを忘れることなく、常に熱意を持って高い目標にプラス思考でチャレンジを続けられる人になっていただきたいのです。
 そして第三に、「バランスのある物の考え方をし、行動をしてほしい」ということです。
 今日のわが国は、経済的な回復は進んでいますが、一方で日本の社会におけるアンバランスな状態は一向に改善されていません。企業においても、利益やコストに偏重するあまり、社会的信頼を大きく損なう事例が跡を絶ちません。
 また社会全体に、「物と心」とか、「個人と組織」とか、「改革の推進と良き伝統の継承」というような面で、例えば金銭至上主義の傾向や、個人の自由ばかり主張して人の迷惑を顧みない行動が目立ち、改革の名のもとに良き伝統が失われたりしています。こうした日本社会のアンバランスを正していくことは、企業の健全な発展のためにも必要です。
 皆さんには、ぜひ良識のあるバランスの取れた社会人になっていただきたいと思います。世の中の動きを敏感に察知し、視野を広げる努力をするとともに、お客さまや職場の上司・同僚などとのコミュニケーションを積極的に図りながら、自分の考え・行動に偏りや不足がないか、常に振り返る姿勢を身に着けて下さい。また逆に、東京ガスでは常識と思われていることであっても、皆さんの新鮮な目で見ておかしいと思うことがあれば、それを指摘する勇気を持ち合わせていただきたいと思います。

 東京ガスという、わが国の生活や産業をエネルギーの面から支える社会的責任の大きい会社に入社された皆さんが、充実した会社生活、そして充実した人生を切り開いて行かれることを心からお祈り申し上げまして、私のお祝いの挨拶といたします。

以上

 

<参考> 平成18年度新入社員数

  平成18年度 平成17年度
大学卒 文系 22(9) 22(7)
理系 27(9) 26(3)
高専卒 5(1) 7(2)
短大卒 -(-) -(-)
高校卒 45(0) 45(0)
合計 99(19) 100(12)
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